ふくさ包み



ふくさ(袱紗)とは、やわらかくふっくらしたという形容詞から生まれたといわれています。
贈答儀礼にふくさが使われるようになったのは平安中期。贈答品にかけて、ほこりをよけて持参する風習が、公家社会ではじまりました。
江戸中期になると生活全般が贅沢を制限されるようになり、ふくさも禁止令の対象とされたようです。
このようなことから現在も東京を中心とした東日本ではふくさの使用が少ないといわれます。

【包み方】

結び目がないので、形に添ってしっかり包み込みます。
弔事以外で先様に差し出すときは、右開きになるようにします。

1. 箱は中央におく。

2. 左手側のaをかける。

3. b側の角を包む。

4. dも包む。

5. cをかぶせる。弔事は合わせが逆になる。