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取材を通して、日本のものづくりを伝えるお店
橋爪商店
※ページ下部へ進みます
和歌山県海南市にてバスマット・キッチンマット・トイレマットやフェルト雑貨の専門メーカーです。
創業当時より自社企画・製造にこだわり、束子・マット類・フェルト雑貨の製造を行っております。
橋爪商店取材記
湯船に浸かって1日の疲れを癒すこと。
ゆっくりとバスタイムを過ごすことは、昔から大切にされている日本文化です。
じっくりと身体を温めた後、お風呂場から出て最初の一歩はバスマットですよね。
その一歩を「ふんわり、もっちり」触感に。
いつもよりも極上のお風呂上がりを足元からつくる。
この「思わず頬擦りしたくなるバスマット」を開発・販売しているのが今回お邪魔した橋爪商店さんです。
過去に某テレビショッピング番組で約3000枚が即完売したこともある、「エンジェルステップ(
思わず頬擦りしたくなるバスマット)
」は一度使うとリピーターになること必至のバスマットです。
究極のバスマットの魅力、開発秘話や思いを営業部長 橋爪克兒さんにたっぷりお聞きしました!
橋爪商店の原点は、棕櫚たわし
橋爪商店のある和歌山県海南市は、人口約5万人の町。
海南市といえば、たわしやホウキの原料になる「棕櫚(しゅろ)」の名産地だったことから、現在も日本有数の
「棕櫚(しゅろ)」の
家庭用品生産地です。
橋爪商店もその1つ。
今でこそバスマットを中心としたマットの製造業が中心ですが、もともとは棕櫚製品を扱う会社だったんだとか。
橋爪商店、創業は1952年。当時は「橋爪たわし製造所」という会社名でした。
その後、橋爪克兒さんが小学生の頃にお母さまで専務の幸子さんが嫁入り道具として購入したミシンを使ってマットを作り始められたのをきっかけに、現在の橋爪商店を設立。お父さまの哲生さんが社長に就任されました。
幸子さんは独学でミシンの使い方を学ばれ、OEMとしてマットの製造受注を行っていました。ミシンが不調の時は自分自身で修理し、なんと当時から今までずっと同じミシンを使って作業されているんだそう!
1つのものを大切にする心が橋爪商店のバスマットに対する愛情にも繋がっている気がします。
マットの製造現場には、壁一面に糸が収納されており、合計60個も設置できます。もともとこの工場も棕櫚製品製造がメインの造りだったので、この糸収納はなんと克兒さんの手作りだそうです!
当初商売の中心だった棕櫚製品もずっと扱い続け、職人さんが引退されたのはほんの数年前。それまでは変わらずに棕櫚製品を世に出され、ここ数年でマット一筋となりました。
オリジナルのマットができるまで
今橋爪商店では、あらゆるマット製品を製造されていますが、自社オリジナルの3種類があります。
しっかりとした踏み心地が特徴で速乾性の高い「コスモトロン」。
「思わず頬ずりしたくなるバスマット」の「エンジェルステップ」。
そして、エンジェルステップのふんわりとした風合いをそのままに、より速乾性を強化した”COZY UP!”です。
もともと克兒さんは、大学では水産について学び、釣具店に就職されていたそう。その後家業であった今の橋爪商店を継ぐことになったそうですが、当初バスマットの販路を築くのに大変な苦労をされました。
もともとデザインのあるバスマットを製造することが多かった橋爪商店。しかし、デザインは飽きられることもしばしば、他社製品との差別化も難しく、さらに中国製バスマットの価格に勝てないという壁にぶち当たりました。
そこで、克兒さんは「バスマットに求めること」についてヒアリングやアンケートを実施。その結果からお客さんがバスマットに求めることは、大きく2つだということがわかりました。
1つ目は、風合い。
そして2つ目は、水に濡れて冷んやりしないこと。
「それであれば、うちはこの2つを両立させたバスマットを作ろうと考えました。無地にこだわり、もっとシンプルで素材が良いものを作りたい。」
この思いを元に、踏み心地と速乾性を両立させた今の橋爪商店のオリジナルマットが誕生しました。
バスマットのポイントは糸の質と染色過程
「バスマットはアクリル製が多いのですが、よりふんわりとした風合いを追求するため、ポリエステル100%のものを開発したかったんです。」
コスモトロンには、とても細いフィラメント(糸の元となる繊維)11本を撚って(ねじり合わせる)1本の糸に仕上げ、速乾性の高さを実現したクラレトレーディング株式会社の純国産の糸を使用。
さらにエンジェルステップとCOZY UP!の糸も大阪の紡績工場で独自に作ってもらっているマイクロファイバー系ポリエステル製の糸を使用し、さらにふわふわの風合いを実現しています。
私も取材時にエンジェルステップ を初めて触らせていただいたのですが、思わず「信じられないくらいふわっふわ!!」と声が出るほどの風合いなんです。
私の知っているバスマットの風合いではなく、まるで新品のタオルやブランケットのような、まさに「思わず頬ずりしたくなる」というお名前がぴったりのあたたかい触り心地です。
「糸そのものを開発しようと思ったのは、染色過程に理由がありました。糸って本来は熱に弱いんです。でも一般的に染色する時のボイラーの温度は98度前後。だからこそ、その染色温度に合った糸を作る必要がありました。」
試行錯誤しながら染色温度に合った糸の加工法を確立しました。バスマットに使う糸の開発から手がけるなんて、「絶対にうちにしか作れないバスマットを作る!」というプロ根性をひしひしと感じます。
アクリル製のバスマットは、既に染まった糸をタフティング(布の上に糸を縫い込んでいくこと)していく「先染め」のものが多いです。
しかし、橋爪商店のポリエステル製バスマットは、染色前の真っ白な糸で商品の形を作った後で染色する「後染め」を採用しています。
この工程こそがふわふわの風合いの決め手。
何度洗っても糸がへたらないバスマットができました。
バスマットを作る工程は同じなのに、染色のタイミングで風合いが変わるなんて不思議です。
ロングパイルのバスマットにこだわり
「思わず頬ずりしたくなるようなふわふわの風合いにするため、ロングパイルにこだわっています。」
オリジナルのバスマットは、30mmとロングパイルの商品が多いのが特徴。
これにも絶妙な計算があるんだとか。
「まず、ロングパイルの方が見た目に高級感が出ます。」
「バスマット界の常識では、14mmのパイルが一般的でした。上代(商品を販売する際の価格)から逆算して、業界のスタンダードの価格と照らし合わせてもその長さが限界だったんです。
エンジェルステップのマットは従来のバスマットよりは少しお高めですが、うちにまさる風合いのものは他にないと思います。」と克兒さんは胸を張ります。
ところで、なぜ20mmでもなく、40mmでもなく、30mmパイルなのでしょうか?
「思わず頬ずりしたくなる風合いを実現するには、20mmでは若干物足りない。40mmにすると糸が立ち上がらず寝てしまって風合いがかえって悪くなってしまうんです。」
だからこそ、30mmパイルなのだそうです!
バスマットが完成するまで
橋爪商店には現在7名の従業員の皆さんがいらっしゃり、1日に1000枚ものバスマットが完成するそう!手作業も多いのにそんなに多くの商品がどのようにして世に出ていくのでしょうか?
染色の工程は、同じ和歌山県の橋本市にある工場で行われ、それ以外の製造プロセスをここで行います。
バスマット制作現場を実際に見学させていただきました!
ロールの状態のバスマットを裁断し、規程のサイズにカットして行きます。これが裁断機です。
次に、切りっぱなしになっているバスマットの端を縫い合わせ、きれいに仕上げていきます。
マットの端を加工するこのプロセスを「端加工」と呼びます。
この工程が終わると私たちがよく目にするバスマットにぐっと近づきます。
次に、「ネーム」と呼ばれる製品タグを縫い付けます。
最後に検針(バスマットに針がないか検査する工程)を行えば完成です!
検針機も工場内にありますが、極細の繊維を使用しているエンジェルステップに対応できるよう、独自に特注で作ってもらっている機械なので、企業秘密です。
ちなみに、エンジェルステップ
(=
思わず頬擦りしたくなるバスマット)
は、家庭用の他にホテルの客室用など業務用のものも製造しています。実際に和歌山県白浜町にあるHOTEL SEAMOREのスイートルームでも使用されています。
あっという間に1枚の端加工が完了します。このミシンのスピードに「とても速いですね!」と驚きました。しかし、「これは遅いんですよ〜。」と幸子さんは笑います。
それもそのはず。
「業務用のバスマットは、家庭用よりもさらに耐久性がある必要があるんです。なので端加工は家庭用のものよりもしっかりと2重で行い、最後は手作業で仕上げていきます。」
他製品よりもさらに手作業の工程を増やしているのは、丈夫で長い間お客さんに使っていただける商品を作るため。
「一手間かけることで、長期間良い風合いのまま使っていただけるバスマットを作るということは、頻繁な買い替えも減らせてエコ。」
肌触りだけでなく、地球環境にも優しいエンジェルステップ
(=
思わず頬擦りしたくなるバスマット)
です。
橋爪商品オリジナルのバスマットについては、検針作業までを終えた後に橋本市にある工場で後染められ、商品化されます。
海外でも広がるエンジェルステップ
の魅力
橋爪商店のエンジェルステップ
(=
思わず頬擦りしたくなるバスマット)
は、国内を飛び出し、海外でもその魅力は伝わります。
「初めてエンジェルステップを持って海外に行ったのは香港でした。アジア最大級の見本市と呼ばれる展示会、香港ハウスウェアショーに初めて出展しました。細部までこだわってきた自分たちの商品は国外でも受け入れられるのか、とても不安で緊張していたのは忘れられません。」
しかしながらその緊張はよそに、開始10分でエンジェルステップの周りにはすごい人だかりができたそう。1日で50件以上の商談を行い、その後香港やシンガポールの店舗でも販売される足がかりとなりました。
その後2016年にフランスのパリで行われた展示会でも評判は上々だったそうです。
欧米では、綿製の重い、しっかりとした生地のバスマットが好まれ、商品価値とされています。しかしながらこれまでなかった軽く、独特のやわらかな風合いを実現した橋爪商店のバスマットはヨーロッパのバイヤーさんをも唸らせたようです。
あらゆるマットを作っていきたい
「今はオリジナル商品のバスマットを中心に展開していますが、今後はキッチンマット、トイレマット、玄関マットなどあらゆるマットを作り、商品数を増やしていきたいと思っています。」
その1つの例として、無地のバスマットの一部に世界中から取り寄せた縁起物のテキスタイルを組み合わせた商品を見せてもらいました。
これは、フィンランドのデザイン会社から取り寄せたテキスタイルです。
トリがデザインされたテキスタイルは、「トリが幸せを運んでくる」とされていることから、マットの一部に組み込むことで商品にストーリー性が生まれます。
「こういった縁起物はギフトに人気。プレゼントされると嬉しいと良い反応をいただいています。」
さらに、マットのふちにはロングパイルをタフティングしてボリュームを出し、高級感と上品さを演出しています。
お客さんの喜びの声が一番のやりがい
「和歌山県にある個人の会社で、今のようにたくさんのお客さんに使っていただけるようになるまでにはかなりの時間がかかりましたし、大変でした。でも、一度使ってくださったお客さまが良かったからと言ってもう一度買ってくれたのを耳にしたり見たりすると、本当に嬉しいです。」
お客さんや取引先のバイヤーさんからクレームやアドバイスをいただくことも過去にはあったそう。 しかし毎回それを真摯に受け止め、より満足してもらえるよう品質向上に努めてきました。
「フィードバックをいただいたお客さまに、商品改良後リピーターになってもらい、今ではかえって良い関係性ができているということもあります。」
「家庭を温かくするものを。」とマットを作り始めた橋爪商店。
もっとより良く、もっとお客さんに喜んでもらえる商品をと、さらなる高みを目指して改良と開発を続ける企業姿勢に私自身とてもあたたかい気持ちになりました。
今回は、取材にご協力いただき、ありがとうございました!
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