漆器は育てる器と言われます。
職人が仕上げて完成ではありません。
そこから使い手が日々使うことで育てていきます。
だから使い手の個性が漆器には現れるのです、漆器の醍醐味です。
左・数年使用後、右・新品
「引き継ぐ」漆器
漆器に寿命はありません。半永久的に使い続けられます。
1代完結の使用ではなく何代も使い引き継ぐことを前提にしています。
自分が使い個性を蓄えた器を子供や孫に引き継ぎませんか。
何度も何度も繰り返し漆を塗り重ねられたで強靭な器。
万一、傷や欠けてしまってももちろんお直しも可能。
何層も奥にある木地がダメにならない限り永遠に使い続けられます。
「伝える」漆器
ものを大事にしてきた日本人だからこその文化。
現代ではものが溢れてしまって子供や孫にものを引き継ぐことはあまりないようです。
漆器は忘れかけている「ものを大切にする」ということを思い出させてくれます。
漆器を通して「ものを大切にする」ということの意味を伝えることができそうです。
「使いやすい」漆器
「漆器って使うのに気を使う」
「気を使う」のは大事にできる良い点でもありますが、実際に少し気を使いますね。
でも、それは“普通の”漆器の場合です。
この輪島キリモトに「漆塗りのマグカップ」はそんな不安を解消しました。
「普段使いの」漆器
特別なメンテナンスは必要ありません。
乾燥を嫌う漆器にとって大事なのは日々使うこと。
それが一番のメンテナンス、気を張らずに沢山使いましょう。
使い終われば通常通り洗剤で洗ってください。
「現代に合わせた」漆器
輪島キリモトの「漆塗りのマグカップ」はステンレスのカトラリーも気にせず使えます。
よくみるとわかりますが、表面はザラッとしています。
これは強度を高める「蒔地」技法で塗っているからです。
表面の質感の味わいが増すのと同時にステンレスカトラリーが使用できる強度に。
そうして輪島キリモトの「漆塗りのマグカップ」より一層日常で使いやすい漆器になりました。
| 製造元紹介ムービー |
当店の立場として輪島キリモトさんに支援できる方法を考えました。
ものづくりに携わる方にとっては「手がける商品を待っている人がいる」ことが何よりのモチベーションになります。
納品がいつになるかまだ未定ではありますがご予約という形でご注文を承らせていただきます。
商品がご用意出来次第お届けするという不明確なものですが、その点をご了承いただける方のみご予約のお手続きをいただければ幸いです。
※少しづつ生産が動き出しております、すぐにお届けできる商品もございますのでお問い合わせください
※小サイズはご予約承っておりません。ご了承くださいませ。
お客様の声
わくわく様 | 投稿日:2020年10月13日 |
おすすめ度: | |
持ち手がついていること、軽さが気に入りました。
病で、手に力が入らないので この器は大変重宝しています。 スープはもちろんお味噌汁、お雑炊など いろいろなシーンで使用させてもらっています。 |
ヒロコ様 | 投稿日:2020年10月13日 |
おすすめ度: | |
とても気に入ってます。
以前から輪島塗の器を使ってみたいと思い、 写真を見て一目惚れをし、購入しました。 手に持った時、まず、軽さに驚きました。 色・質感・形とても満足しています。 一生大切に使いたいとお思います。 |
■商品説明
丸くころんとした形状の漆塗りのマグカップ。広い口なので飲み物・食べ物・スープ様々使い勝手が広いです。持ちやすい大き目の持ち手、子供からご年配の方まで持ちやすく使いやすく設計されています。大サイズはシリアルやスープがおすすめ、小サイズは離乳食に使われる方も。もちろん熱いもの、冷たいものいずれもお使いいただけます。
デザイン:小泉誠
技法:蒔地
素材:天然漆、ケヤキ
■対応サービス
■ カラー
【黒】【赤口朱】の2色展開
元来、漆の世界では黒が女性、赤や朱色が男性向けと考えられてきたようですが、あまり気にせず使いたい・贈りたい色を選ばれてください。
■ サイズと容量
サイズは大と小の2種類。
左から大/赤口朱 ・ 大/黒 ・ 小/赤口朱 ・ 小/黒
■ 蒔地技法について
金属のスプーンなどを使っても傷がつきにくく、マットな質感が特徴の蒔地仕上げ。輪島キリモト独自の発展を遂げた技法です。天然木に漆布着せを行い、下地を施した後、表面に近い部分でもう一度「輪島地の粉」を使用し、漆を塗り重ねて仕上げています。表面に痛みが出てきても「直すこと」ができ、毎日の生活の中で気兼ねなく使うことができます。
使用を重ねると、ザラザラとした表面は少しずつ滑らかになり、全体的に艶が増し、色も明るくなっていきます。
■ 使用上の注意
食器洗浄機・乾燥機 使用不可
電子レンジ・オーブン 使用不可
■ メンテナンス
漆だからといって特別なメンテナンスは必要ありません。洗剤とスポンジで洗えます。
堅い物にぶつかると漆が傷つくおそれがございますので、ご注意ください。
洗った後はタオルなどで水分を拭き取ってあげてください。
木は生きているので、漆器は乾燥を嫌います。毎日使い、毎日洗うこれが一番です。
漆器は直しながら使う事を前提としています。欠けた、割れたなどございましたらお問い合わせください。