ブランド紹介

テオリ



TEORI テオリ ブランド紹介
社名のテオリの由来はドイツ語で「基本・原点・初心」原点を大切に家具づくりをしてまいります。
環境素材、エコ素材の竹を用いて竹の特徴を最大限に活かした商品づくりを行い、皆様に喜んで頂けるライフスタイルを提案していきたいと考えております。
人から人の手を通じて『心をこめて』創り上げた商品は、お客様に喜んでいただき、 竹も喜び、私達の喜びでもあります。   




テオリ取材記




今回取材にお邪魔させていただいたのは岡山県倉敷市の真備町にあるテオリさんです。



私たち日本いいもの屋が商品やブランドを紹介させていただくにあたり重視させていただいている点(偉そうな話ですが)はいくつかあります。そのひとつが人の魅力、作り手の魅力です。
私たちが紹介する商品は日本全国の中小企業が心を込めて作る渾身の商品たちです。中小企業では社長はもちろん作り手さんたちの姿勢や想いが商品にダイレクトに反映されます。あと単純に日本いいもの屋としても魅力ある人の作った魅力ある品をお伝えしたいと思ってます。

テオリの社長中山さんとはある展示会で初めてお会いしたのですが、お話を聞いたその時点でテオリさんの商品を紹介させていただきたいとすぐに思いました。
その大きな理由のひとつにこの資料がありました。


中山社長の手書きの竹の循環に関する紹介資料

ものづくりに携わる方には伝えたい何かがあるものです。でも、その量や強さはそれぞれ。方向性もそれぞれ。それをこうして丁寧に手書きで伝えるあたりに中山社長の想いの強さをうかがえました。
テオリの洗練されたデザイン家具やインテリアに囲まれた中、この資料をもとに竹への想いを熱くお話される中山社長に人間としての魅力をとても感じてしまいました。この方の作る商品は間違いないし、この想いはもっと沢山の人に伝えたいと。
テオリの商品デザインやブランドイメージはとても洗練されていて、一見デザインを重視されている会社なのかなと思いますが、実はその後ろには竹への愛が溢れるまっすぐな職人気質の中山社長のような方がいらっしゃる。そのギャップにブランドとしての厚みと基礎の確かさを感じます。


真ん中が社長の中山さん、左が営業部長の監物さん、右が工場責任者の服部さん



テオリ使う竹集成材について
テオリでは竹集成材を使用して製品づくりを行っています。竹集成材とは竹の板を何枚も重ね合わせてひとつの木材としたものを言います。



加工前の段階までに様々な工程を経る必要がありますが、複数枚を接着することで大きな素材も形成できるのが強みです。他にも特徴として竹の「しなやかさ」「木目の美しさ」「強靭さ」があげられます。
テオリでは竹集成材と言っても自社の持つ竹林の、もちろん国産の竹を使用し、自社工場で全ての工程を行っています。全ての工程がテオリの見える範囲で行われているので安心です。(一部の竹は真備町周辺地域の竹林所有者の方からの依頼を受けて買い取っています)


自社の竹林、竹に番号をふり管理しています

竹は植林しなくても生えてきます、そして3年〜5年で材料として使用できるようになります。抗菌性をもってることなども手伝い、環境に良い素材として考えられております。
そうした竹の可能性や有用性、素晴らしい点を伝えることもテオリでは重要視されており、自社工場では竹の葉から根に近い部分まで全てを使用すべく様々な機械を取り入れられ、竹素材の可能性を様々な角度から広めています。


竹の葉っぱを独自の技術で改良し肥料としても販売しています



竹集成材ができるまで
ここで少し集成材ができるまでを紹介します。あくまでも集成材ができるまで、商品を作るのはそのあとです。準備段階、でもとても大切な準備。


竹にノコをいれ均等の巾の竹片にします。


次に竹の節を取るため荒削りをします


荒削りビフォーアフター


不要な栄養分の除去のため、釜で炭化させて硬化させる


炭化させると色も変わります


炭化させると色も変わります


まずは自然乾燥


そして乾燥機でも乾燥させます


仕上げ削りを行い、仕分けを行います


接着用の糊づけをして


高周波で接着していきます


そしてやっと加工の素材となると竹集成材ができます

この先大きなサイズのものが必要であれば、さらに接着を行います。より強度が必要であれば交互に接着するなど用途に応じて接着もしていきます。



大変長い行程と時間を経て竹集成材ができあがります。竹を育てるところから行っているので実はもっと時間と手間がかかっているんです。
逆に言えば、竹集成材にはそれだけの時間と手間をかける価値があるということも言えるかもしれません。この機能性や美しさは他にはないですから。


求められるデザインとの融合
ここまで竹製品の価値や社会的な意義をお伝えしました。でもやはりこの価値を知っていただくにはもう一歩進める必要がありました。
その取り組みが2006年頃からテオリさんが始められた「竹集成材プロジェクト」でした。このプロジェクトでは地元のゆかりのある6名のデザイナーと共に商品開発を行うプロジェクトです。
その結果、独自性・機能性・コスト・美しさのをバランスを備えた商品を開発するに至りました。このプロジェクトで開発された商品はその後様々な賞を受賞し、現在でもロングセラーとなっています。


横から見ると筒が浮いているように見えるミラーZERO

高い技術を持たれている場合、デザイン面は後回しにされがちです。でもテオリの中山社長は竹集成材の素晴らしさをただ伝えるだけでなく、求められる商品とするべくデザイナーとのコラボを行われました。この新たなことへの前向きな姿勢が今のテオリを作っているのかもしれません。


竹のしなやかさと強靭さ両方を生かしたチェア、TENSION(グッドデザイン賞)


竹集成材特有の模様を生かしたボウル、NUTS(グッドデザイン賞)



想いを実現していく
株式会社テオリ、創業は1989年に家具部品加工の会社として始めれました。その後、竹集成材のしなやかで強く強靭にもかかわらず、広い加工の幅から、図書館の書架や陳列用重機ハウスメーカーの家具のOEMなど行うことで軌道にのせられたそうです。
でも実は創業当初から竹集成材をはじめ竹製品を自社で0から最後まで責任をもって生産できるようになることが中山社長の想いでした。
各種設備には膨大な費用がかかるため中々実現できませんでしたが、2017年にとうとう竹集成材工場を操業開始されました。まさに想いを一歩一歩実現されているテオリさん、中山社長。本当に素晴らしいものづくりと姿勢だと尊敬します。ぜひこれからも竹集成材、そして竹の素晴らしさを国内外に広めていかれてほしいものです。
テオリの皆様、ご多忙の中大変丁寧に各所ご案内いただきまして本当に有難うございました!









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