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珈琲考具



珈琲考具 ブランド紹介
金物加工の集積地である新潟県燕三条地域でキッチン用品、生活雑貨を企画・販売している下村企販のブランド珈琲考具。コーヒーを美味しく入れることを「考」えた道「具」 燕三条の得意分野であるステンレス加工技術を生かした道具の数々を展開しています。     



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珈琲考具 ツードリップポット

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珈琲考具 割れにくいサーバー

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珈琲考具 コーヒードリッパー スタンド

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台屋



鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
「長く使えること」「機能的であること」「シンプルなデザイン」「適正な価格であること」この基本コンセプトを念頭に現代のライフスタイルに合った「あたらしい和の形」をお届けできたらと思います。
そして、台屋製品をお使いいただき上質な暮らし、そして家族のきずなも深めていただければ我々も幸せです。      




台屋取材記




今回取材にお邪魔させていただいたのは新潟県三条市の山谷製作所さん。鰹節削り器のブランド「台屋」は山谷製作所さんから生まれました。

鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
山谷製作所さんの本業は大工道具の鉋(かんな)の製造元です。
なぜ鉋(かんな)の製造元から鰹節削り器が生まれたのか?そういった点を山谷製作所の専務であり、ブランド台屋の立ち上げも主導して行われた山谷さんからお話を聞きながら、製造現場も拝見させていただき、少しづつ紐解いていきたいと思います。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
右が職人でもある、山谷専務


燕三条。燕市と三条市
山谷製作所があるのは新潟の三条市。ここは隣接する燕市と合わせて「燕三条」として知られる刃物・金物・洋食器などの日本の一大産地です。
「燕三条」最近では共同で開催する地域イベント「工場の祭典」などにも力をいれている産地ですが、実はこの燕市と三条市、以前はあまり仲が良くなかったそう。隣接するが故のことですが、最寄りの駅名は燕三条駅、高速のインターの名称は三条燕。一般に燕三条と言われていることに三条市の方はどう思っているのでしょうか。
話がそれましたが、実はものづくりにおいては燕市・三条市いずれも根っこは同じ、和釘作りにあります。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
和釘とは鍛冶職人が金属を打って作る日本古来の釘のことです。今では寺社仏閣の復元などで使用されますが、一般的には皆さんのよく目にする洋釘を使用することがほとんどになりましたが、洋釘が伝来するまでは日本で使用される釘は和釘が全てでした。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
和釘に始まる燕三条の歴史、その後和釘の需要が減り、三条は鍛冶の技術を生かして刃物などの製造に向かい、燕では和釘作りの打つ技術を生かした鎚起銅器(銅を金槌で叩いて成形)や洋食器の方面に舵を取ります。
その結果、燕三条で作れない金物はないと言われるほど、幅広い製品を生み出せるようになりました。


鉋台の製造元。
台屋を手がける山谷製作所は三条市にあります。しかし、鍛冶屋さんではなく木工業を1946年の創業からずっと生業にしています。木工の中でも鉋(かんな)の持つ部分である「鉋台」を作り続けてこられました。いわゆる台屋さんです。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
鰹節削り器のブランド「台屋」もこの鉋台を作る台屋さんというところから生まれたブランド名なのです。


刃と鉋台は、ふたつでひとつ
鉋(かんな)は刃と鉋台でできています。
山谷製作所さんでは鉋台の部分を作り、刃の部分は鍛冶屋さんから仕入れます。鉋(かんな)では刃が全てだと思われがちですが、実は鉋台、木部の職人技が合ってはじめて刃の切れ味がものを言うのだそうです。
また一言で刃と言っても、それぞれが個体差があり丁度フィットするように調整ができるのは木部である鉋台。職人がひとつひとつの刃に対して最適な調整をすることで切れ味鋭い上質な国産鉋(かんな)が生まれるということなのです。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
その“調整”にはマニュアルのようなものはなく、職人の勘で調整するそうです。
でも実はその職人も減少、以前70社ほどあった鉋(かんな)製造元も現在は数えるほどになりました。鍛冶職人がいて、鉋台をつくる木工職人がいる、この三条という産地だからこそ今もなお国産かんなを作り続けて入れる、これが産地の力なのですね。


鉋(かんな)から鰹節削り器へ
こうした表に名前が出ない山谷製作所さんのような製造元の多くはいわゆる下請けや分業の一部を担う形でのお仕事が多いのですが、どうしても様々な環境に左右される部分が大きく不安定とも言われます。
木造建築の減少や、様々な代用道具が生まれるなどして鉋(かんな)の需要は減少しています。ですが同時に産地の同業者も高齢化などで廃業するなどがあり、現在はまだ製造も忙しい状況ではありますが、長い目で見ると不安は残ります。
そこで考えたのは山谷製作所の強みを生かした自社商品、自社ブランドの開発です。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
お気づきの方もいるかもしれませんが、鉋(かんな)と鰹節削り器の構造はとてもよく似ています。鉋(かんな)をひっくり返すとそのまま鰹節削り器の削る部分になります。(正確には裏金というさかめを抑える部分が鰹節削り器にはありません)
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
そんな構造的な共通点から以前より山谷製作所では鰹節削り器は作られていたそうです。でもあくまで削る部分を製作し他社へ提供する形を取られていました。
「山谷製作所らしい、山谷製作所だからできる鰹節削り器を作ろう」そう決めた山谷さんはこれまでのノウハウを生かしつつ、現代の食卓用の鰹節削り器の開発を進めました。


山谷製作所だからできること「削り出し製法」
これまであったのは削ったカツオ節を引き出し式で取り出す組み木箱の削り器。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
対して台屋の鰹節削り器は木を組んだものではなく、木の塊から削り出して形状を作っています。これは創業から木を削り出すことだけをしてきた山谷製作所だからできるものづくり。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
継ぎ目がないから清潔で、とてもコンパクトにすることができました。何よりも木の削り出しで作られた製品はとにかく美しい。手で触れると心地よさすら感じます。


山谷製作所だからできること「素材へのこだわり」
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
ブラウン系のウォールナット、ホワイト系のブナと箱部分には2種類の材を使用していますが、鰹を削る部分の木材は国産の白樫を使用しています。柔らかいと材だと、削る部分がすぐ凹んでくる、硬すぎると削りにくく加工しづらい、ちょうど良い固さなのだそうです。
これは鉋(かんな)でも同じ白樫を使用していて、この部分の製造についてはほぼ同じ工程を経て作られるそうです。もちろん最も大切な刃と白樫の調整も熟練の職人が最適な具合に整えてくれています。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
木の削り出しの高い技術、上質な素材へのこだわり、そして刃の調整ノウハウがある山谷製作所だからこそ生まれた台屋の鰹節削り器なのですね。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
産地やものづくりの構造的な問題に直面し、自社の強みを発揮できる製品は何かを考え生まれたブランドが台屋。このように書くと簡単に聞こえてしまいますが、台屋が生まれるまでには相当な苦労があったのだと思います。


製造現場〜木の乾燥〜
ここまででなぜ鉋(かんな)製造元の山谷製作所さんが鰹節削り器のブランド「台屋」を立ち上げることになったのかはお分かり頂けたかと思います。 ここからは実際の製造現場でどのように、鰹節削り器や鉋(かんな)が作られているのかをご紹介します。
まず見せていただいたのは、加工場と別の建物の白樫の乾燥場所。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
高く積まれた木材は全て白樫
山谷製作所で使用する白樫は全てこうして自然乾燥でゆっくり数年かけて丁寧に木に含む水分を減らしていきます。丁寧な乾燥はその後色が変色しにくく、反りや歪みを出ださないために必要な工程。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
同じ寸法に揃えた材も、時間が経てば部位によってこれだけ差が出るそうです。自然の素材である木を製品化するには見えないところで多くの時間と手間がかかっているんですね。


製造現場〜削り出し〜
しっかり乾燥させた白樫を綺麗に切りそろえ
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
次に、刃が入る部分をまずは機械で大まかに形を出していきます。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介

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その後は細かな部分を職人がノミで綺麗に整えていきます。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介

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製造現場〜刃と台の調整〜
次に刃と台部分をひとつひとつ調整しながら合わせていきます。 刃には全て目で見えないぐらいの個体差があるので木の側で職人の勘を頼りに微調整を繰り返していきます。知らなかったのですが、刃と台の部分は1セットになり他の刃に変えれない。変えるためには台側の調整も必要になるそうです。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介

鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
そして最後に微調整をして鰹節削り器の削る部分(かんな)の完成です。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介

鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
そして別で削り出した鰹節削り器の箱部分と組み合わせれば台屋の鰹節削り器の完成です。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
実際に現場を拝見すると本当にたくさんの時間と職人の手がかかっていることが実感できます。刃のメンテナンスは有料ですが永続的に山谷製作所で対応できますので、本当に一生ものの鰹節削り器になることだと思います。


刃へのこだわり
台屋の鰹節削り器には「青紙」と「SK」という2種類の刃のバリエーションがあります。いずれも本職の大工さんが使う鉋(かんな)にも使用される上質な刃物。台屋は刃物の産地三条のブランド、やはり刃にも並々ならぬこだわりがあります。
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「SK」は新潟県三条市で作られる高品質の鉋刃です。炭素鋼SK5と鉄とを張り合わせることにより、砥ぎやすいのに長く切れるという相反する性質をもった鉋刃が出来上がります。高品質でありながら価格を抑えることができる優れた鉋刃です。
対して「青紙」は新潟県与板町の職人が長年の経験と熟練が生み出した刃で、SK鋼から不純物を取り除きタングステンやクロムを添加。耐摩耗性を大幅にアップすることにより長く削れるすぐれた刃物で、一般に高級鋼に分類される上質な刃です。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
【SK材】
・価格を抑えながら品質の高い「SK材」
・青紙と比較するとメンテナンスの頻度が高め

【青紙】
・硬いため刃の切れ味が長持ちするように砥げる
・価格はSKより高いが刃が長持ちするのでメンテナンス頻度は低い

製造面で言うと、「SK」は工程の多くが機械で対応できるのに対して、「青紙」はほぼ全ての工程が職人の手仕事です。その分やはり価格は高くなりますが、切れ味や持ちも良く職人の想いが伝わってくるような製品になっています。


本当の鰹節の味を伝えたい。
最近では鰹節は小分けにされたパックのものを使用している方も多いかもしれません。恥ずかしながら私は台屋さんの鰹節削り器と出会うまで削り縦の鰹節というものを食べたことがありませんでした。
鰹節は当然ですが、削りたてが1番風味があって美味しい。わかってはいましたが、実際に食卓で台屋の鰹節削り器を使用していただいた鰹節の美味しさは感動的でした。
鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介
ぜひみなさんにもこのだし文化を味わっていただきたい、以前は鰹節削り器を使っていた方にはもう一度見直していただきたい。今回取材で山谷製作所さんにお邪魔させていただき、作り手の想いに直に触れ、丁寧に一点一点作り上げられている様を見て、その想いは一層増しました。
山谷さん、そして山谷製作所の皆様、日本いいもの屋の取材にご協力いただき誠に有難うございました!







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鰹節削り器 台屋 山谷製作所 ブランド紹介

鰹節削り器










三輪そうめん池利



池利 そうめん ブランド紹介
万葉の里、大和・三輪山にいだかれて。
今も伝える手延べの技、三輪そうめん。

かたくなに守り続けるだけが伝統ではありません。常に新しさを求めることも伝統のひとつであると考えています。 伝統を受け継ぎながら、明日の麺文化をみつめていきたいと思います。   





三輪そうめん池利取材記




今回取材にお邪魔させていただいたのは三輪そうめんの製造元である池利さんです。
私たち日本いいもの屋にとって実は今回少しチャレンジなのです。これまで非食品のみを紹介してきましたので、食品を紹介するのはこれが初めて。考えてみれば当然なのですが食品も熟練の職人さんが丁寧に作り上げているもの。やはりに日本には素晴らしい食品も沢山あります。
これからは日本いいもの屋のコンセプトである「日本の本当に良いものを、背景やストーリーを含めて丁寧に紹介する」という点は引き続き大切にしつつ、少し視野を広げて食品なども含めて沢山のいいものを紹介していければと思います。
すいません少し話が逸れてしまいましたが、今回は奈良県の「三輪」で丁寧に“手延べ”そうめんづくりをされている池利さんをご紹介いたします。“手延べ”という点が池利のそうめんの大切なポイント、詳しくは後半にご説明しますね。
取材では工場長の平山さんと企画室の松長さんに工場をご案内いただき、とても丁寧に製造工程や背景をご説明いただきました。まずは池利のそうめんの背景についてのご紹介です。
工場長(左)と松長さん(右)の写真


パワースポットならぬ、パワーフード“三輪そうめん”?!

現代では様々な形で食されることが多くなった「麺」ですが、実はこの麺食のルーツはそうめんにあります。そしてさらにそうめんのルーツはこの三輪にあるのだそうです。
突然ですが、日本最古の神社はどこかご存知でしょうか。
私は伊勢神宮?かと思ったのですが、諸説あるようで、有力なのはこの三輪にある大神(おおみわ)神社だと言われています。最近ではパワースポットとしても訪れる方が増えた大神(おおみわ)神社ですが、その御神体は三輪山。そう「山」を奉る神社なのです。
(※大神神社にもうかがいましたが、神聖な場所のため撮影NGでしたので画像はございません。)
本殿を設けないこうした信仰形態は珍しく、神社の建物ができる前から多くの方から信仰の対象として祈りを捧げてきたということを考えると少し不思議な気持ちです。
この最古の神社で1200年ほど前、神主が飢饉で苦しむ民の救済を祈っていた際に神の啓示を賜りそうめんづくりがはじまったそうです。そしてまた毎年2月5日にはその年のそうめん相場をご神前で占う神事『卜定祭(ぼくじょうさい)』というものが行われ、日本中のそうめん関係者が大神(おおみわ)神社に集まるそうです。
そうめんにはこんなにすごい歴史背景があったのですね。知りませんでした。まさにパワースポットならぬパワーフード三輪そうめんですね。
三輪で生まれた日本のそうめん、もちろん手延べそうめんです。そしてお伊勢参り道中で訪れた人々がそうめんを絶賛し、各地に広めていったそうです。そのため手延べそうめんの産地は兵庫、小豆島、島原、半田(徳島)など西日本が中心です。神社、麺、手延べそうめん、すべての発祥はこの三輪の地にあったのですね。



三輪そうめんのコシの秘密
さてそうめんの歴史、麺の歴史が、三輪そうめんから始まったことは理解しました。それでは三輪から始まったそうめんは全て同じなのでしょうか?そうめんの産地は兵庫県、小豆島、島原、半田(徳島)などあるそうですが、発祥の地、パワーフードであること以外に三輪そうめんの特徴はどういったものなのでしょうか。
三輪そうめんの特徴で1番あげられるのが、そのコシです。細くてもコシが強くて歯ごたえさえある麺なのです。煮崩れしにくく、にゅうめんや炒めもの、実は様々な料理にも適しています。そのコシを左右するのは、まずひとつが小麦粉の種類です。
三輪そうめんが他の産地と違う点は使う小麦粉が準強力粉だということ。対して、他の産地は大体が中力粉。準強力粉は中力粉と比較して麺のコシを左右するグルテン量が多いそうです。だから三輪そうめんはコシがあると認識されているのですね。
産地ごとにそれぞれに特徴はあるのですが、小麦粉と同じかそれ以上にコシを左右するのは「手延べ」か「そうでないか」が。
ここで紹介している産地のそうめんは手延べが主ですが、手延べそうめんに慣れてしまえば、もう普通のそうめんにはもどれません。準強力粉を使うため、手延べそうめんの中でも三輪そうめんは特にコシがあるのですが、「手延べ」で作るそうめんはなぜコシがあるのでしょうか?ここから製造工程のご紹介になります。コシの部分に注目しながらご覧ください。


手延べに時間がかかる理由
そうめんの材料は小麦粉、塩、水、油。池利さんの作られている色撫子のようなカラフルな美しいそうめん以外は基本的にこの4種類の材料のみ。同じ材料で作りますが、なぜかコシや、食感が全く違うものになるのですね、不思議です。
それでは製造工程にうつります。まず最初に小麦粉と水と塩を混ぜ合わせた材料をそうめんとは程遠い大きな塊の生地にします。

そしてここから太く平たい生地にして次の機械へ移っていきます。
「手延べ素麺」がなぜ手延べといわれるか、それは古くはこのような全ての工程を全て手作業でしていたからです。現代ではこうした人の手作業でしかできない工程以外はどこの製造元でも機械化されていますが、昔は全て手作業だったそうです。昔の人はすごい!
そしてここから少しづつ少しづつ時間をかけて、なんども伸ばしたり、捻ったり、2本を合わせて捻ったり、沢山の工程を重ねて細〜く長〜く伸ばしていきます。
対して手延べそうめんでない普通のそうめんでは、こうした生地をそのままバサッと細〜く切ってしまって完成。手間や時間はかかりませんので、大量生産に向いています。でも手延べそうめんのコシや食感は全く違います。
平たい生地を少しづつ細く丸い形状に。
一旦こうした桶にいれて少し時間おきます。
ここで「手延べだとなぜコシがうまれるのですか?」と質問したところ。
この理由を松長さんが丁寧にご説明くださいました。
例えるならばこの輪ゴムがグルテン。
大きな塊の時にはこのグルテンがゆるーく繋がっている状態。コネて、延ばして、ひねったり、2本をひとつにしたり、時間置いてみたり、そうして工程を経るうちにグルテン同士が強く繋がり、沢山のこうした輪ゴムのようなグルテンの繋がりが増えていきます。
手延べではない、普通のそうめんはこのグルテンが繋がっていても、延ばすことではなく切って仕上げるので繋がりをバサッときってしまうことになるんです。素麺が手延べに比べてのびてしまいやすく、締まりなくゆるく感じるのはこれが理由です。断面があるので水分も吸収しやすいそうです。
またグルテンの結合には時間がかかるので最初から一気に延ばしてしまおうとすると切れてしまう、けれど時間を置きつつ少しづつであれば切れることなく細く長く仕上げることができます。つまり全部の工程に理由があって、製造に時間がかかるのにも美味しくいただくための理由があるのですね。


何度も延ばす。
さて引き続き生地を延ばす工程です。
先ほどの桶でしばらくおいた生地2本を1本につなげながら延ばしていきます。
延ばした生地はもういちど桶で保管、またしばらくおきます。このしばらくおく時間がなければグルテンはつながらず延ばすこともできないのです、急ぐことはできません、丁寧に進めないと手延べそうめんはできません。
そしてまたもう一段細く延ばすべく、別の工程へ。この工程ではひねりながらのばしています。
ここで延ばしたあとには油を塗ってまたしばらくおきます。この油はくっついてしまうのを防ぐとともに風味づけにもなるそうです。少しづつそうめんに近づいてきました。



まだまだ延ばします。
さて、ここらからは細く少しづつ繊細になってきますので、人の手がたくさんかかってきます。
次に織機工場のような機械がたくさんある場所へ。
ここでは職人さんが手で調整しつつ、ひねりを加えて延ばしていきます。
そしてこのような状態にして次の工程までしばらく寝かせます。




やっと、そうめんの細さに。
しばらくおいたあとに機械で上下からひっぱり40〜50cmぐらいまでのばします。完成が近づいてきた気がしますね。でもまだです。まだまだ細く延ばします。
お気づきかもしれませんが、取材当日中心で製造されていたのは、池利さんが得意とする彩豊かな様々な食材を生地に練りこんだそうめんでした。ですので赤っぽい色なのは。写真写りではなく本当にそういう色をしています。
やっとここで最後の延ばす工程にたどり着きました。ここではそうめんの細さになるまで170cm程まで一気にのばします。

最初の塊がここまで細く長くなってしまう不思議。工程の中で時間とともにグルテンがしっかり結びつき簡単には切れなくなったということですね。
でもこれで完成というわけではありません。ここから何時間もかけて乾燥させていきます。



仕上げまで職人技
何時間も乾燥させ、次の仕上げの仕事ができるのは翌朝です。この乾燥の工程は繁忙期には工場がいっぱいになるほどそうめんで埋め尽くされます。そうめんのカーテンとても美しい光景です。
乾燥もただ乾燥させておくだけでなく、度々チェックしながら。
それにしても光がかかるそうめんのカーテンは芸術的にすら感じます。おいしいそうめんは美しい。
乾燥したそうめんは長さを揃えてカットして検品。この検品がまた美しい職人技。束を持ちバッと広げて、短いものや商品レベルに達しないものをチェックして抜きます。束を広げる技と一瞬でダメな数本を見極める技、みていて楽しい職人の技ですね。
検品が終われば完成。これでやっと商品として出荷できます。
いかがでしたでしょうか。私は想像以上に時間と手間がかかるんだな、と改めてそうめんの奥深さを感じました。気候や湿度でも材料の調整が必要で、長年の経験と勘が必要な世界。これから手延べそうめんをいただくときには少し違う気持ちで食べることになりそうです。
これは工場の入り口にあった賞状。実は製麺技能士という国家資格があるそうです、代々工場長はみなさん製麺技能士。国が認めたそうめん作りです。


何より大切なことが徹底されている
大変丁寧に工場のご案内いただき、取材をさせていただきひとつ気づいたことがありました。
「工場が、機械が、とにかく清潔にされている」


食品工場だから当然でしょ、と言えばそれまでですが。このあたりまえのことをあたりまえにあることがとても尊く感じました。これが良い品、ものづくりにつながるのですね。
池利の皆様、当店の取材に快くご対応いただきまして有難うございました!







/fan/fun(ファンファン)商品一覧

三輪そうめん 池利 の商品一覧



三輪そうめん 池利 色撫子 いろなでしこ

三輪そうめん
「色撫子(いろなでしこ)」












/fan/fun (ファンファン)



/fan/fun ファンファン ブランド紹介
茶道用の扇子を主に作ってきた「みのや扇舗」創業1894年が
2017年に立ち上げた新ブランド/fan/fun。

扇子を楽しんでほしい。
扇ぐことを楽しんでほしい。
扇子のファンになってほしいと願いを込めています。   





/fan/fun(ファンファン)取材記




今回取材にお邪魔させていただいたのは京都の扇子製造の老舗「みのや扇舗」さんです。扇子の老舗製造卸であるみのや扇舗さん。100年以上続くみのや扇舗初の取り組みとなる自社ブランド「/fan/fun(ファンファン)」を2017年に立ち上げました。取材では京都の扇子についてや、ブランド立ち上げの背景などをお聞きし、実際の製造工程も拝見させていただきました。
写真左の息子の千葉晃治さんが/fan/funの立ち上げなどを中心で行われているそうです。それをお父さんは少し心配しつつも温かく応援されています。


知られざる扇子製造工程
扇子がどのように作られているかご存知でしょうか?
取材前に想像していた工程とは少し、いや全く違ったので、まずはどのようにあの心地良い風と形状を作り出しているのかをお伝えします。
京都の扇子は分業制で作られています。その工程数の多さから「扇子は87回職人の手を通る」と言われているそうです。
その分業体制は大きく分けると「扇子の骨を作る職人」「扇子の紙を作る職人」「骨と紙を繋げる職人」に分かれます。それぞれの職人の元で沢山の工程を経て1本の扇子が出来上がってきます。(細かく分けると紙を折る職人さんや、紙に加飾する職人さんなどもいらっしゃいます)

扇子の骨、扇骨(せんこつ)


扇子の紙、扇面(せんめん)

みのや扇舗さんは扇子の骨と紙を繋げて仕上げる役割を担っています。そしてもちろん/fan/fun(ファンファン)の扇子もこれと同じ工程をたどって完成しております。


「貼り付けるだけじゃない」
扇子の製造にはいくつも驚きはあったのですが、ひとつは扇子の紙と骨を繋ぐ方法です。
今回知るまでは扇子の骨に紙をペタッと貼っているものだと思っていました。しかし、聞けば骨部分と紙部分は分業、骨が見えていない扇子の構造上どのように作っているのでしょうか?
これが扇面、扇子の紙の部分です。よく見ていただくとわかりますが、紙の中心部分に空洞があります。ここに扇骨、竹製の骨部分が入ります。
では紙にどうやってこの空洞を作っているのでしょうか?
実は扇子の紙は一枚ではないのです。芯紙と言われる紙を皮紙という紙で挟み込んでいます。つまり3枚の紙でできているのが扇子の秘密。しっかり心地良い風を送る秘密でもあります。
この3枚の紙のちょうど真ん中を薄い竹の道具を差し、骨の入る口を作ります。ひとつとばしで差して口を手早く開けていきます。ですので折りが多ければ多いほどこの「中差し」の作業は大変です。
そしてこの空いた口に糊付けした竹製の骨を差し込んでいく。
すごい緻密な作業で、ひとつでもズレてしまえばもちろんダメです。職人さんは綺麗にスムーズに差し込んでいきます。
みのや扇舗さんでは息子の晃治さんが差し込んだものをお父さんにパス、お父さんは中骨が空洞のちょうど中心に位置するように職人の感覚で調整します。
使い手からすると「なんとなく心地良い」と思う部分には、こうした作り手は細部にわたる丁寧な仕事にあるのですね。


心地良さを作る工程
細部へ丁寧な仕事と言うと、もうひとつ扇子として大切な要素ですが「なんとなく当然」あるのが、扇子を閉じた時の「パチッと」いう音と感触。この心地良さを作っている大切な工程が最後にあります。
実はそのままでは「パチッと」気持ちよく閉まることもなく、いわゆる締まりのない緩い扇子になってしまいます。そこで行われる最後の工程が「親骨の曲げ」です。
親骨とは1番外側にある両側2本の骨のこと。これを温めて内側に曲げるのです。
扇面の固定はしていますが、親骨はまだ固定していませんので親骨だけを温めます。今は電熱で温めていますがしばらく前は炭で温めて曲げていたそうです。
手で触れて熱っと思う程度(60度〜70度くらい?感覚でされているそうです)になれば取り出して曲げていきます。この曲げ方は職人それぞれで違うそうですが、千葉さんはこんな風に自分用にカスタマイズされた方法で曲げをされています。
これは親骨の曲げをする前と後の比較です。やはり締まりがある方が見た目にも美しく感じますし、パチッという閉じ心地の良さも生まれています。丁寧な仕事が生む使い手の「心地よさ」細部に宿る素晴らしい日本のものづくりを感じます。


冬に売る扇子を作ってきた?!
「扇子は暑い時に扇ぐもの」ですが、古く扇子の発祥は扇ぐものではなかったそうです。ルーツは聖徳太子が手に持っている木の板「笏(しゃく)」これはメモ帳(カンニングペーパー)のような使い方だったそうですが、その後、複数の板を要(かなめ)でつなぎ扇子に近い形になりました。
用途についても様々変化し、ある時代は女性が顔を隠すために使ったり、貴族のステータスとして使われたりしてきました。その後、能や落語や茶道などに使われるようになり一般に広く広まりました。
これまでみのや扇舗では「冬に売る」扇子を中心に作られてきたそうです。扇子は暑い時に使いそうなものですが、「冬に売る」とはどういうことでしょうか。
茶道では扇子が必需品ということはご存知でしょうか。挨拶の際に謙譲の意を表すために扇子を前に置きます、この儀礼として扇子が必需品なのだそうです。
この茶道では年始の初釜(はつがま)という会で師匠から弟子に扇子を配るしきたりがあります。これには大変多くの需要があります。みのや扇舗さんは茶道用の扇子の需要のピークが冬であるため「冬に売る」扇子と仰っていたのです。もちろん茶道用の扇子は年中売れるものですが、初釜(はつがま)は扇子屋さんにとっては特別なものなのですね。
このように茶道用の扇子を作るみのや扇舗さんでは夏前後は冬前に比べると案外時間に余裕ができます。そこで自社ブランドとして夏用の扇子の製造を始められました。それが「/fan/fun(ファンファン」です。



/fan/funに込めた想い
京都は老舗が多く、工芸品のものづくりも盛んです。しかし、それでも職人の高齢化と後継者不足は京都でもかわりません。古くから続くものづくりの技法や技術の伝承が大切なことはもちろんそうですが、より若い世代に魅力あるものづくりであることも承継にはとても大事です。
/fan/funのコンセプトは、「扇子を楽しんでほしい。扇ぐことを楽しんでほしい。扇子のファンになってほしいと願いを込めています。 」
これまで扇子を使う方はご年配の方が多かったのですが、/fan/funではデザイナーと商品を作ることでこれまでより若い世代に扇子を使ってもらうことを目指しました。
日々職人として製品づくりをされている千葉さんのような方が、こうして新たな取り組みにチャレンジされるのは本当に大変なことです。ですが、伝統的なものづくりの技法や技術はこうしたチャレンジをすることで生まれる魅力の元に人が集まることで継承できていくものだと思います。



最近では100円でも扇子が購入できる時代です。もちろんどんな扇子も扇ぐことは変わりません。でも日本の職人が「大事にしてもらいたい」と想いを込めて作る消耗品ではない扇子とは違いがあります。これはもちろん風の柔らかさや、長年使える丈夫さなどに違いは出るのですが、もっと言葉では正確に表すことが難しい様々な要素が合わさって生まれる「心地よさ」のような点に違いが必ず出てきます。
そして「本当の扇子は人にしか作れない」とも千葉さんは仰っていました。ぜひ皆さんにはその違いを/fan/funの扇子で感じていただければ嬉しいです。

現在も新たな商品を考えられているそうですので、これからも老舗扇子屋「みのや扇舗」のブランド「/fan/fun(ファンファン)」を応援していきたいと思いますし、ぜひみなさまも一度手に取られてみてください。







/fan/fun(ファンファン)商品一覧

/fan/fun(ファンファン)の商品一覧



/fan/fun(ファンファン) 扇子 UMO

扇子 UMO/for WOMEN





/fan/fun(ファンファン) 扇子 UMO

扇子 UMO/for MEN










むす美



むす美 ブランド紹介
「むす美(び)」。「生す(むす)」+「美」が語源。今では数少なくなった「ふろしき専門メーカー」のブランド「むす美」。日本の心が育んできた「ふろしき」という美意識を、進化し続ける生きた文化として、世代を超えて伝える事こそ私たちの使命と考え、商品開発と共に普及活動に取り組んでいます。日本だけでなく世界の各国へも「FUROSHIKI」を発信しています。   





むす美の商品一覧



むす美 katakata 風呂敷

どうぶつ風呂敷 | kata kata | 50cm





むす美 katakata 風呂敷

どうぶつ風呂敷 | kata kata | 104cm





むす美 katakata 風呂敷

ハレ包み風呂敷 | 市松/松竹梅/七宝 | 70cm








水布人舎



水布人舎 ブランド紹介
目立つこともなく、変わることもなく、あなたの暮らしにすっと溶け込む存在。 『水布人舎 SUIFUTOSHA』 は、歴史のある綿織物の産地 今治で、織物の可能性を追求し続ける工房織座に誕生した、 水と人とをつなぐ布「タオル」の創造プロジェクトです。 豪華さも、派手さもないおとなしい布ですが、暮らしの中で、 そっと活躍するのが最高のおもてなし。そんな丁寧な想いでものづくりをしています。   





水布人舎の商品一覧



水布人舎 MASIRO タオル

こなゆきのようなタオル「MASIRO」





水布人舎 ワッフル タオル

麻とオーガニックコットンのタオル「ワッフル」





水布人舎 ハニカム タオル

コットンの編み織りタオル「ハニカム」








テオリ



TEORI テオリ ブランド紹介
社名のテオリの由来はドイツ語で「基本・原点・初心」原点を大切に家具づくりをしてまいります。
環境素材、エコ素材の竹を用いて竹の特徴を最大限に活かした商品づくりを行い、皆様に喜んで頂けるライフスタイルを提案していきたいと考えております。
人から人の手を通じて『心をこめて』創り上げた商品は、お客様に喜んでいただき、 竹も喜び、私達の喜びでもあります。   




テオリ取材記




今回取材にお邪魔させていただいたのは岡山県倉敷市の真備町にあるテオリさんです。



私たち日本いいもの屋が商品やブランドを紹介させていただくにあたり重視させていただいている点(偉そうな話ですが)はいくつかあります。そのひとつが人の魅力、作り手の魅力です。
私たちが紹介する商品は日本全国の中小企業が心を込めて作る渾身の商品たちです。中小企業では社長はもちろん作り手さんたちの姿勢や想いが商品にダイレクトに反映されます。あと単純に日本いいもの屋としても魅力ある人の作った魅力ある品をお伝えしたいと思ってます。

テオリの社長中山さんとはある展示会で初めてお会いしたのですが、お話を聞いたその時点でテオリさんの商品を紹介させていただきたいとすぐに思いました。
その大きな理由のひとつにこの資料がありました。


中山社長の手書きの竹の循環に関する紹介資料

ものづくりに携わる方には伝えたい何かがあるものです。でも、その量や強さはそれぞれ。方向性もそれぞれ。それをこうして丁寧に手書きで伝えるあたりに中山社長の想いの強さをうかがえました。
テオリの洗練されたデザイン家具やインテリアに囲まれた中、この資料をもとに竹への想いを熱くお話される中山社長に人間としての魅力をとても感じてしまいました。この方の作る商品は間違いないし、この想いはもっと沢山の人に伝えたいと。
テオリの商品デザインやブランドイメージはとても洗練されていて、一見デザインを重視されている会社なのかなと思いますが、実はその後ろには竹への愛が溢れるまっすぐな職人気質の中山社長のような方がいらっしゃる。そのギャップにブランドとしての厚みと基礎の確かさを感じます。


真ん中が社長の中山さん、左が営業部長の監物さん、右が工場責任者の服部さん



テオリ使う竹集成材について
テオリでは竹集成材を使用して製品づくりを行っています。竹集成材とは竹の板を何枚も重ね合わせてひとつの木材としたものを言います。



加工前の段階までに様々な工程を経る必要がありますが、複数枚を接着することで大きな素材も形成できるのが強みです。他にも特徴として竹の「しなやかさ」「木目の美しさ」「強靭さ」があげられます。
テオリでは竹集成材と言っても自社の持つ竹林の、もちろん国産の竹を使用し、自社工場で全ての工程を行っています。全ての工程がテオリの見える範囲で行われているので安心です。(一部の竹は真備町周辺地域の竹林所有者の方からの依頼を受けて買い取っています)


自社の竹林、竹に番号をふり管理しています

竹は植林しなくても生えてきます、そして3年〜5年で材料として使用できるようになります。抗菌性をもってることなども手伝い、環境に良い素材として考えられております。
そうした竹の可能性や有用性、素晴らしい点を伝えることもテオリでは重要視されており、自社工場では竹の葉から根に近い部分まで全てを使用すべく様々な機械を取り入れられ、竹素材の可能性を様々な角度から広めています。


竹の葉っぱを独自の技術で改良し肥料としても販売しています



竹集成材ができるまで
ここで少し集成材ができるまでを紹介します。あくまでも集成材ができるまで、商品を作るのはそのあとです。準備段階、でもとても大切な準備。


竹にノコをいれ均等の巾の竹片にします。


次に竹の節を取るため荒削りをします


荒削りビフォーアフター


不要な栄養分の除去のため、釜で炭化させて硬化させる


炭化させると色も変わります


炭化させると色も変わります


まずは自然乾燥


そして乾燥機でも乾燥させます


仕上げ削りを行い、仕分けを行います


接着用の糊づけをして


高周波で接着していきます


そしてやっと加工の素材となると竹集成材ができます

この先大きなサイズのものが必要であれば、さらに接着を行います。より強度が必要であれば交互に接着するなど用途に応じて接着もしていきます。



大変長い行程と時間を経て竹集成材ができあがります。竹を育てるところから行っているので実はもっと時間と手間がかかっているんです。
逆に言えば、竹集成材にはそれだけの時間と手間をかける価値があるということも言えるかもしれません。この機能性や美しさは他にはないですから。


求められるデザインとの融合
ここまで竹製品の価値や社会的な意義をお伝えしました。でもやはりこの価値を知っていただくにはもう一歩進める必要がありました。
その取り組みが2006年頃からテオリさんが始められた「竹集成材プロジェクト」でした。このプロジェクトでは地元のゆかりのある6名のデザイナーと共に商品開発を行うプロジェクトです。
その結果、独自性・機能性・コスト・美しさのをバランスを備えた商品を開発するに至りました。このプロジェクトで開発された商品はその後様々な賞を受賞し、現在でもロングセラーとなっています。


横から見ると筒が浮いているように見えるミラーZERO

高い技術を持たれている場合、デザイン面は後回しにされがちです。でもテオリの中山社長は竹集成材の素晴らしさをただ伝えるだけでなく、求められる商品とするべくデザイナーとのコラボを行われました。この新たなことへの前向きな姿勢が今のテオリを作っているのかもしれません。


竹のしなやかさと強靭さ両方を生かしたチェア、TENSION(グッドデザイン賞)


竹集成材特有の模様を生かしたボウル、NUTS(グッドデザイン賞)



想いを実現していく
株式会社テオリ、創業は1989年に家具部品加工の会社として始めれました。その後、竹集成材のしなやかで強く強靭にもかかわらず、広い加工の幅から、図書館の書架や陳列用重機ハウスメーカーの家具のOEMなど行うことで軌道にのせられたそうです。
でも実は創業当初から竹集成材をはじめ竹製品を自社で0から最後まで責任をもって生産できるようになることが中山社長の想いでした。
各種設備には膨大な費用がかかるため中々実現できませんでしたが、2017年にとうとう竹集成材工場を操業開始されました。まさに想いを一歩一歩実現されているテオリさん、中山社長。本当に素晴らしいものづくりと姿勢だと尊敬します。ぜひこれからも竹集成材、そして竹の素晴らしさを国内外に広めていかれてほしいものです。
テオリの皆様、ご多忙の中大変丁寧に各所ご案内いただきまして本当に有難うございました!








TEORI 商品一覧

TEORIの商品一覧



TEORI Cダイニングチェア

Cダイニングチェア





TEORI Fダイニングチェア

Fダイニングチェア





TEORI Gダイニングチェア

Gダイニングチェア




TEORI Rダイニングチェア

Rダイニングチェア





TEORI Iベンチ Iスツール

I ベンチ/I スツール





TEORI ソリッドダイニングテーブル

ソリッドダイニングテーブル




TEORI ウイングテーブル

ウイングテーブル





TEORI Fダイニングテーブル

Fダイニングテーブル





TEORI ラウンドテーブル

ラウンドテーブル




TEORI テンションシリーズ

テンションシリーズ(全8種類)





TEORI Cソファ

Cソファ





TEORI omo ソファ

OMO SOFA / オモ ソファ




TEORI ブランチソファ

ブランチソファ





TEORI シェルフ サイドボード

トロワ シェルフ/ドゥ サイドボード





TEORI ちゃぶ台

ちゃぶ台




TEORI リビングテーブル

オーバル リビングテーブル





TEORI テンダーテーブル

テンダーテーブル






TEORI 竹の壁掛けミラー

壁掛けミラー「ZERO」





TEORI 竹製のウォールクロック

竹製のウォールクロック





TEORI 竹製のハンガー「BOW」

竹製のハンガー「BOW」




TEORI 竹製のナイフスタンド 「スプリット」

竹製のナイフスタンド 「スプリット」





TEORI 竹製のボウル

竹のボウル 「NUTS ナッツ」





TEORI 竹製の鍋敷き

竹製の鍋敷き「GRIP」




TEORI 竹製のコートハンガー 「TAKEUMA」」

竹馬のようなコートハンガー 「TAKEUMA」





TEORI アンドラダー/アンドミラー

アンドラダー/アンドミラー






TEORI コートハンガー ブリッジ/BRIGE

コートハンガー ブリッジ/BRIGE









COURT



COURT ブランド紹介
スタンダードで普遍的なものづくり。 ファッションのエッセンスをインテリアに取り入れ、自分の為に仕立てられた一着のジャケットのように空間に馴染み、時代や世代を超えていつまでも愛され続けるものをつくりたいと思っています。   



COURT取材記



堀田カーペットと日本一の産地大阪
今回取材にお邪魔させていただいたのはウールラグブランドCOURTを展開するのは「堀田カーペット」さんです。堀田カーペットのブランドCOURTのご担当をされている芳賀さんにじっくりとお話を聞き、製造工場の方もご案内していただきました。



堀田カーペットさんは大阪府の南の和泉市というところにあります。大阪出身の私も知らなかったのですが、カーペットの生産量の95%は大阪で生産されています。ここがカーペットの日本一の産地です。



堀田カーペットさんは1962年に創業され、高級ホテルや高級ブティックの敷き込みのカーペットを中心に事業を行われてきました。


カーペットへの誤解、そしてCOURT立ち上げ
皆さんの自宅はカーペットですか?
こう聞くとほぼ皆さんフローリングもしくは畳と答えられると思います。それもそのはずです、新築住宅の床面積のうちカーペットは1990年代前半においては20%ほどありましたが、現在ではなんと0.2%程度に落ち込んでしまっています。
この原因はカーペットへの誤解による悪いイメージが原因でした。これが誤解だということは証明されてきていますが。この「誤解」については後ほど詳しくご説明しますね。
「誤解」の影響もあり、一大産地である大阪のカーペットメーカーの多くが会社を畳んでしまいました。現在も国内最大の産地であることにはかわりませんが、カーペット製造メーカーは減り、ウィルトン織機という織りのカーペットを作る織機を操れる職人、織工は20人ほどになってしまっています。



この状況に危機を感じた堀田カーペットでは「まずはとにかく高機能のウールカーペットの良さを知ってもらおう」とCOURTを立ち上げました。


カーペット、絨毯、ラグ?
ラグ、カーペット、絨毯、ここで言葉の整理をしておきますね。カーペットと絨毯は同じ意味で使って問題ないと思います。広く敷物の総称をカーペットと言い、ラグは全面ではなく使われる敷物を指します。全面に敷き詰めるカーペットではないCOURTブランドの商品は正確にはラグですが、ここでは便宜上カーペットと言うこともありますので、あまり細かく気にせず読まれてください。


知らないことだらけ、ウールカーペットの世界
ホテルやお店で足元で活躍してくれているカーペットですが、今回取材を通して知ることになった情報はあまりに知らなかったことだらけで何から伝えていいものか悩まされています。できる限りシンプルまとめてみますので少しだけお付き合いくださいね。
でもどうしても少し長くなってしまいますので時間のない方は項目だけ見ていただいて、気になった内容だけ読まれても良いかもしれません。


ウールカーペット 10の超高機能
良いポイントとしてあげると以下のような機能があります。私が今まで持っていたカーペットへのイメージはほぼすべて今回の取材で覆されてしまいました。














「ウール」と限定しているのも重要でこの機能性の全てが当てはまるのは「ウール」のカーペットに限られます。最後まで見ていただいた上で考えるとウールの“すごさ”がわかっていただけると思います。


1 . ハウスダストが飛びにくい
カーペットってあまり綺麗じゃないイメージ持たれていませんか?実は私も持っていました、でも本当は違いました。
部屋の空間で考えるとフローリングの部屋とカーペットの部屋、断然カーペットの部屋のハウスダストが少ない。当然と言えば当然ですが毛があるカーペットにはハウスダストがくっつきますがフローリングは床にのっかっているだけ、歩くだけでハウスダストが沢山舞い上がります。



歩行した際のハウスダストの舞い上がり量を比較した実験ではフローリングはカーペットの10倍~20倍の量のハウスダストが舞い上がったそうです。これが数時間かけて舞い落ちてくるそうです。一度上がれば数時間そのまま。しかも嫌なことに最もハウスダストが多いのが床上30cmだそうです。赤ちゃんや小さな子供がいれば何か対策が必要だと思えてきます。



諸説あるのでこれは参考までにですが、ハウスダストは喘息やアレルギーの原因だと言われています。もし本当にフローリングの方が清潔だとすればフローリングが中心になった現代、患者数が減っていいはずです、でも逆に患者数は増えている。これは因果関係は正確にはわからないそうですが、全くないとは言い切れなさそうです。
ウールカーペットの場合(フローリングでも同じですが)大切なのは日々の掃除機がけです。ウールカーペットは部屋の空気は簡単に清潔に保つことができますが、カーペットには日々の掃除機がけが重要で、吸引力の強い掃除機がおすすめです。



掃除機がけが重要なのはハウスダストに含まれるダニ(正確にはダニの死骸や糞)対策にもなるためです。ダニは家中に存在していて、こまめに掃除機をかけずらい布団にはカーペット以上に存在しています。見えないものを気にしだすとキリはありませんが、ダニも掃除機をかけられるカーペットであれば日々の掃除機がけで十分安心な対策ができます。
「カーペットがアレルギーや喘息の原因だ」なんて言う方がまだいるようですがこれは間違っていて、単純に掃除をしていないか、ごく稀にあるウールへのアレルギー反応ではないかと思います。
つまりカーペットは掃除機がけを通常の掃除の頻度でおこなうことでフローリング以上の清潔な空間が手に入るということなのです。イメージと違ってて驚きです。


2 . 美しさが長持ちする
「カーペットの掃除は大変じゃない?すぐ汚れそう。」確かに心配ですよね。この点についても“ウール”のカーペットであれば問題ありませんでした。
少し考えてみれば高級ホテルなどで汚れたままのカーペットってみたことがありません。



エントランスや宴会場などで使われることが多いのですが、あれだけ多くの人が靴のまま集まる場所、汚れていても不思議ではありません。もちろん定期的にメンテナンスはされていますが、それであの美しさは維持できません。
ウールは羊毛です、羊毛を撚り合わせて糸に仕立てています。ですので、使っていると毛玉のような毛が出てきます。これを「遊び毛」というそうですが、「遊び毛」が美しさ長持ちのポイント。表面の毛が抜けていくことで黒ずむことを防ぐそうです。掃除機はカンナのような役割で、表面をうすく削っていきます。だから美しさが維持されるんです。
ここでも必要なのは日々の掃除機。掃除機のあとタンクを確認するとホコリではなく「遊び毛」でいっぱいになっていることがわかるはず。特に使い始めの頃は多く「遊び毛」が出るので少し頻度高めに掃除機をかけることがおすすめだそうです。
「あれっ自宅のカーペットは汚れやすい」と思われた方。それはおそらくウールではなく、コットンや化学繊維を使用したカーペットだと思います。この機能性はウールに限定されるのです。ウールと同じ天然素材のコットンは良いように思いますが、汚れやすさの点ではむしろ汚れやすい素材だそうです。
素材の違いは価格にダイレクトに影響しますので、ウールカーペットはどうしても高くなりがちです。でも美しく長く使える点や他のこれからご説明する点で考えるとおそらくご納得いただけるかと思います。


3 . 撥水性がある
「ソースや醤油など食べこぼしの汚れがついたらどうするの?」カーペットやラグを子供の頃汚した経験があるかたも少なくないと思います。醤油をこぼしたらその後醤油の型がずっとそのままだったような。
その点も心配はないそうです。ここでは少し堀田カーペットの堀田社長が執筆された文章を引用させていただきつつ解説させていただきます。
『「ウール」は羊の毛です。あたり前ですが、羊は雨の日も風の日も屋外で過ごしています。もし羊の毛が吸水効果があったとしたら……。きっと雨の日は体が重たくて動けないことでしょう。』
そうなんです、ウールには加工なしに撥水機能が備わっているのです、ウールそのものに元来油分が一定程度入っている。だからこぼした時もすぐに吸水性の良いキッチンペーパーなどで吸い取ってあげればほぼ残りません。

実際のCOURTのラグで実験

本当に水分をはじいています。

もし少しの間放置してしまった場合は、
・水分が残っていればまずはキッチンペーパーなどでできるだけ吸い取ります※ゴシゴシこすらない
・80度くらいのお湯を用意して中性洗剤を数滴いれます。
・歯ブラシに洗剤液をつけて“たたきます”
・キッチンペーパーで水分をとります
汚れが取れにくい場合はこれを数回繰り返します。大切なのは100%取りきることを目指さないこと、あとは2でお伝えした「遊び毛」として掃除とともに少しづつ綺麗になっていきます。
「遊び毛」が美しさを維持してくれるのに加えてこの撥水性。ウールってすごいですね。


4 結露しない、調湿効果
これも驚いたのですが、ウールのカーペットには調湿効果があります。
最近では高気密高断熱の家が多くなりました、つまり空気を動かしにくく湿度含め逃げにくく見えない場所でカビが出たりします。寒い時期には窓に結露が沢山。



この結露がウールカーペットであれば出にくいのです。ウールは湿度を60%程度に維持しようとするのだそうです。
寒い時期には室内の過度な湿度は吸湿して結露しないように、逆に湿度が低くなれば蓄えていた水分を空気中に放出して常に快適な空間づくりをしてくれるのです。1年を通して快適な生活を支えてくれるウールカーペットです。
毛むくじゃらの羊をみたら「暑そう」と思ってましたが、もしかすると実は案外快適なのかもしれませんね。


5 . 保温性が高い
カーペットのある部屋が快適なのはこの保温効果もひとつの理由になります。毛を沢山蓄えているウールのカーペットです、当然床の冷えも遮ってくれますし、逆に床下からの熱気も遮ってくれます。
上の項目4でご説明した調湿効果と相まってとっても快適な空間を作ってくれるのです。


6 . 高い安全性、衝撃吸収力
ウールカーペットの機能性の中でも特に優れているポイントは安全性です。とても密度高くウールが詰まっているウールカーペット、子供やお年寄りの家庭内の事故を防ぐことができます。



子供がいれば割れやすいお皿やグラスを落とすことなんてしょっちゅうありますよね。フローリングだったらほぼ間違いなく割れる場合もウールのカーペットだったら割れないことが多いです。同じように走ってコケてしまうことも多い子供達。ウールカーペットであればそんなときも安心、滑りにくく滑ってコケても大きな怪我にはなりにくいのです。畳と同じかそれ以上の衝撃吸収力をもっているのではないしょうか。
これはお年寄りにも同じことがいえます。高齢化が進んだ最近では自宅でのお年寄りの事故が多いです。フローリングって滑るんですよね。一説では家庭のフローリングが増えるにつれて高齢者の自宅での事故率が高くなっているそうです。
滑りにくく、滑って手をついてもウールカーペットが衝撃を吸収してくれるのでおすすめです。
衝撃吸収するということでもう一点嬉しいポイントがあります、騒音軽減です。集合住宅の増加とともに畳やカーペットをしかなくなったことから騒音問題が増えている気がします。カーペットを使う場合と使わない場合、音の響き方が違います。どうしても子供は走ったり飛んだりします。ダメだというだけでなく少しだけそんな風に遊べる環境を作ってあげるのも大切ですね。
もう一点少し違う視点からの安全性として、防炎性があります。実はこれがホテルなどで使用される理由のひとつでもあります。


7 . 復元力がある
ウールのカーペットが持つ驚異の力、復元力。
ウールのカーペットを使おうと考えたときに気になるのがテーブルや椅子などの足型が残ること。ウール以外の素材であれば型はなかなか戻せません、おそらく戻らないことの方が多いと思います。
でもウールカーペットであれば全く心配ありません。どれだけ長い間重い家具を置いていても必ず戻ります。
方法は簡単、熱いタオルを押し当ててドライヤーなどで乾かす、基本はこれだけ。もし解消されない強い型であればスチームアイロンあてて掃除機で吸い上げると戻ります。天然素材ウールだからこその機能性です。


8 . 疲れにくい
機能面でひとつ興味深いものが、疲れにくいというポイントです。これは取材させていただいた芳賀さんからうかがったのですが、展示会などで立ちっぱなしの仕事があるとき下がウールカーペットだと疲れが全然違うそうです。
実際に堀田カーペットさんのウールカーペットを使っている高級ホテルやブティックの従業員さんからもそういったお声がたくさんあるようです。特に服屋の店員さんは立ちっぱなしですから、むくみなども違ってくるそうです。
これは安全性の点で記載した衝撃吸収力が役立っているのだと思います。


9 . 耐久性
今までのご説明で長く美しく使い続けていただけることはご理解いただけたかと思います。それでは実際にどれくらいの期間使い続けられるのか?という点も気になるかと思います。
使う場所や頻度などによりますが、日常の掃除などメンテナンスをすることで10年〜20年ほどは問題なくお使いいただけるかと思います。実際に堀田カーペットさんが敷いたホテルでは10〜15年は使うそうです。多くの人が土足で行き交うホテル、美観を特に大切にする高級ホテルでこの年数です。家庭の場合の耐久年数は20年程度と考えて間違いないのではないでしょうか。
ウールカーペットは安くありません、でも20年使えると考えれば高くは感じないと思います。


10 . 心地良い
やはりウールの「心地よさ」ははずせないですね。機能性とは少し違うかもしれませんが、ウールの敷き詰められたカーペットの心地よさはやはり別格です。
毛足の長いウールカーペットは、ふわふわとも少し違った包容感がありすごく心地がいい。そして高い密度のウールは高級感も抜群です。


ウールカーペットの機能性10点。おそらく全ては伝えきれていませんが、厳選した超高機能はご説明できたかと思います。


ここからはひとつ掘り下げて堀田カーペットのウールカーペットブランド「COURT」のすごいポイントをお伝えしていきます。


COURTのウールカーペットがすごい点
ウールカーペットは他のメーカー・ブランドもあり、何を基準に選んでいいものか難しいと思います。今回取材して思いましたが、専門的な部分を掘り下げると奥が深すぎるのがカーペットの世界です。
なので悩まれたときはここでご説明する「素材」「工程」「想い」のポイントをひとつの基準にされてみてください。


1 . 「素材」 厳選された上質なウール100%
まずは素材面ですごいポイント。
ウール100%としてウールを使用したカーペットはあります、でもどこ産のウールか明確に表記しているカーペットはCOURT以外で私はみたことがありません。



- ウールの質はピンからキリまで
ウールは羊の毛ですが、実は羊も住む場所で全く毛質が違ってくるそうです。寒い地域での羊は毛が少し固め、逆に暖かい地域の羊は柔らかい毛質。質の良し悪しと価格もピンからキリまで。上質な羊毛はもちろん高く、ウールカーペットでは羊毛の価格がダイレクトに商品価格に影響を与えます。質を落とせば安くで100%ウールのカーペットは作れます。

- COURTのウールはどんなウール?
COURTで主に使用するのは英国産ウールです。英国産のウールは世界のウールのわずか3%しかないとても希少価値の高い羊毛です。ただ希少だから良いのではなく、弾力性・耐久性・光沢の点で優れており、形式的には英国政府の厳しい基準をクリアした優れた品質の製品のみに付けられる、英国羊毛公社の商標がつけられており質・安全性ともに確保されています。



ただしCOURTのコレクション2においてはウールの奥深さを知っていただくべく英国産ウールに限定せずバリエーションごとに単一産地のウールを使用し、産地も表記しております。

COURTのウール100%カーペットの価格は安くはありません。しかし、国内生産かつ英国産ウールにもかかわらず全く手が届かない高すぎる価格でもなく、他社のウール100%商品と比べても同程度の価格を実現しています。


2 . 「工程」  完全国内生産&自社工場
- ウィルトン織りとハンドタフテット
堀田カーペットは「ウィルトンカーペット」の専門メーカーとして創業されました。ウィルトンとはこの技法が生まれたイギリスの地名です。縦糸と横糸と毛足を同時に織り込むことができる織りの技法で、大きな機械で時間をかけて織り上げられていきます。

ウィルトン織機を操る織工


COURTのコレクション1とコレクション3はウィルトン織りのカーペットです。
コレクション2についてはハンドタフテットという技法で作られています。電動のフックガンを職人が手で持ち地となる基布にパイルを差し込んでいく技法です。

こちらはハンドタフテットの様子


- ウィルトン織りと「織工」
実際に堀田カーペットさんでウィルトン織り機も拝見しましたが、実は私も仕組みについては複雑で理解しきれていません。ウィルトン織機は現在日本に20台ほどしかない希少なもの、その10台ほどが堀田カーペットにあります。そしてウィルトン織機を扱える職人は現在20人ほどしかいません、一人前になるには10年はかかる。その卓越した技術をもつ職人に敬意をこめて「織工」と呼ぶそうです。

COURTコレクション1/GRAYが織られています


- ウィルトン織機の段取り
織機を拝見したのですが、これがとても大きく無数の糸が出ています。話をうかがうまでは何がどうなっているのかわかりませんでした。基本は機織り機の大きなものと考えていただいていいのですが、扱う糸の本数は最低でも約1,200本、一色増えればこの倍最大5倍の6,000本の糸の準備が必要だそうです。






そのため仕事の中心はこの糸のセッティング、糸のテンションの調整などの準備にかかります。一枚づつ織るわけではありませんが、1ロットが織り上がるまでに2~3日要します。

重しでひとつひとつテンション調整


- 機械と織工(職人)が生み出す耐久性
高い技術と機械で織り上げられたウィルトンカーペットは高い耐久性が特徴で、高級ホテルなどで使用されるものはほぼウィルトンカーペットだそうです。実は手で織るカーペットの方が一見良さそうですが、耐久性などの点で機械織りの方がユーザー視点に立っていると言えるかもしれませんね。

- 独特のハンドタフテット
対してCOURTコレクション2のハンドタフテットも面白い技法です。

裏側から見た様子


基布に毛を打ち込んでいく、みていて気持ち良い作業です。簡単そうにされていましたが、これも職人技。緞通に近い仕上がりの技法がこのハンドタフテットです。緞通はこの作業を全て手作業で行いますので、製作にものすごく時間がかかりますし、価格も桁が違う。刺し込みが終わればラテックスで裏地を貼ります。

裏地を貼る様子


コレクション1・3と2は商品を見ると一見同じように見えるのですが全く違う技法だというのも面白い点ですね。

- 自社工場・自社織機の強み
工程をご覧いただきおわかりいただけたかもしれませんが、1枚のカーペット・ラグを作るのにものすごく時間と手間がかかっています。しかも高価で上質な素材を使用し国内生産。
でもウィルトン織機は自社工場のものを使用し、従来業務の敷き込みのカーペットと並行してCOURT商品は製作されている。だから良い素材を使用し、時間をかけて作っているのに、価格を抑えれることができたのです。
芳賀さん曰くヨーロッパのメーカーのものは良いものもあるけれど、実はそうでないものもあるそうです。ブランド力で価格は何倍にもなっています。同じウィルトン織機で最上質なウールを使用したCOURTの商品の価値が納得いただけるかと思います。


3 . 「想い」 徹底的なこだわりと「売るより広める」
最後は堀田カーペットさんの想いの部分をお伝えしておきます。
一般家庭で敷き込みカーペットが減っているということはお伝えしました。そんな背景からCOURTには
「ウールカーペットの心地よい暮らしを伝えていくために、ウールカーペットをもっと身近なインテリアにしたいと思いました。敷き込み用カーペットの暮らしを伝えるきっかけになるブランドになりたいと思っています。」
というメッセージを込めたそうです。



売ることも大事ですが、それより大事なのはウールカーペットの良さを知っていただくこと。やはり古くからカーペット専門の製造をされてきた堀田カーペットさん、優先順位が明確に違っています。
そのためにCOURTのブランドでは徹底的に追求した「いいもの」だけを伝えます。素材から工程全てにおいて堀田カーペットさんが納得いくものだけを展開します。

模様を制御するウィルトン織機の頭脳、この真下に織機があります


これらの他社ではできない徹底的なこだわりができるのは長年カーペットを自社工場でつくらてきたノウハウと技術と設備、そしてカーペットに対する強い想いがあるから。
直接取材をさせていただいたのはCOURTブランドご担当の芳賀さんでしたが、芳賀さんからもカーペット愛のようなものがビシバシ伝わってきました。おそらく堀田社長も相当なカーペット愛を持たれているはずです、なにせご自宅の全ての部屋を敷き込みカーペットにされているほどですから。
ウィルトン織機上部=頭脳

下部。この糸一本一本が上の頭脳部分とつながっています


いかがでしたでしょうか、読んでいただいた方にとってもウールカーペット について新たな発見がいくつかあったのではないでしょうか。これで少しでもウールカーペットについて知っていただき、使ってみたいと思う方が増えれば何よりです。
よろしければ堀田カーペットのラグブランド「COURT」のこだわった上質な商品を“本物の”カーペットの入り口として一度使われてみてください。その質と機能性を実感いただけるかと思います。
堀田カーペットの皆様お忙しい中取材にご協力いただきまして、誠に有難うございました。私自身も大変学びが多い取材となりました!









フィッシャーマン COURT

COURTの商品一覧



COURT フィッシャーマン

Collection 01
ウールラグ FISHERMAN'S





COURT フィッシャーマン

Collection 02
ウールラグ LOCAL WOOLEN





COURT フィッシャーマン

Collection 03
ウールラグ COLLEGE




EAトCO



EAトCO ブランド紹介
ダイドコ イイコト イイトコ 楽しく料理をつくる、そして楽しく食べる。テーマは「EAT+COOKING」。 キッチンからダイニングへ、ボーダレスに楽しさ、心地よさを演出してくれる道具を創りたい。そんな想いから生まれた「EAトCO」シリーズ。   











EAトCOの商品一覧



EAトCO バターナイフ Nulu

バターナイフ Nulu(ヌル)





EAトCO おろし金 Oros(オロス)

おろし金 Oros(オロス)





EAトCO トング Hasam(ハサム)

トング Hasam(ハサム)




EAトCO ステンレス製の菜箸 Saibashi

ステンレス製の菜箸 Saibashi





EAトCO サービングスプーン Suqu

サービングスプーン Suqu





EAトCO マドラー Mazelu

マドラー Mazelu




EAトCO レードルスタンド Oki

レードルスタンド Oki





EAトCO スパチュラ Tolu

スパチュラ Tolu





EAトCO ツールコンテナ Tate

ツールコンテナ Tate




  • 2019.10.03
  • 22:37

hirali(ひらり)/Oo(ワォ) ブランド紹介



hirali(ひらり)/Oo(ワォ) ブランド紹介 hirali(ひらり)/Oo(ワォ) ブランド紹介
江戸時代から和晒産業が盛んであった大阪・堺市。竹野染工はこの町で昭和36年の創業以来、 ロール捺染という技術を用いて手ぬぐいや浴衣、布おむつを生産してきました。暮らしのかたちが昔と大きく変わりつつある今、和晒の表も裏も知り尽くした当工場から新しい価値を備えたテキスタイルを生み出し、ロール捺染の技術を次世代へと継承していきたいと思います。   



hirali(ひらり)/Oo(ワォ)取材記



hirali(ひらり)/Oo(ワォ)、このふたつは違うブランド、でも、製造元が同じなのです。製造元は竹野染工さん、ロール捺染の極めて高い技術をもつ伝統ある手ぬぐい製造メーカーさんです。

今回一番伝えたいのは「ロール捺染」について。捺染、一般的に“プリント”のようなイメージを持たれます、私も持っていました。でも「全然違う!ロール捺染という全く違うものだ。」と考えを改めさせられました。少しづつご説明していきますね。

竹野染工と染色の技法

さて、それではまずは竹野染工さんについて。所在地は大阪府堺市中区。

堺市は古くから手ぬぐい生産で有名です、生産量は現在も堺市が日本一。最近では手ぬぐいフェスなども開催され少しづつ「堺の手ぬぐい」が認知されてきています。
竹野染工さんの工場周辺もいたるところに手ぬぐい関連の会社がありました。でも、これでも工場数・生産量・職人数いずれもが減少しているのです。数年前から手ぬぐいに関しては、工場や問屋さんの努力と工夫によって少しづつ日の目を見るようになってきましたが、それでも工場の閉鎖は少なくないようです。


竹野染工の代表寺田さん、取材にご協力いただきました

竹野染工さんで行うのは「ロール捺染」という技法での手ぬぐいの染色です。主に量産が求められる場合に選ばれてきた染色方法です。
手ぬぐいの染色の方法は、注染・スクリーン捺染・ロール捺染の3種類。
注染はもっとも古くからの技法で、手作業で染色する技法です。注染についてはこちらのページでご紹介しています。  〜注染について〜
次にスクリーン捺染。シルクスクリーン(下の画像左)という穴の空いたスクリーンを使い、上から顔料or染料をヘラで塗っていきます。下右の画像のような機械を使用します。

機械的に行い一定の量産が可能で扱う際にはそれほど高い技術を必要とせず様々な意味で扱いやすい技法です。ニーズに応えやすく柔軟な技法ですね。
最後に竹野染工で行うロール捺染です。大きな機械を使用し、同時に職人の技術や経験そして勘なども高いものが要求されます。また万以上の数量で使用されることが多く、現代の手ぬぐいのニーズとは少し離れた染色の方法といえるかもしれません。

こちらが実際のロール捺染の機械。大きく圧倒されます。でもとても繊細で職人がいないと扱うことすらできないそうです。
そういった世の流れ、ニーズの変化からここ数年、竹野染工では今後の会社の方針について大いに悩んでいました。どうすればこのロール捺染で戦っていけるか。


ロール捺染の可能性

寺田さんが竹野染工で働き出したのは24歳のころ、先代のお父様が亡くなられたために会社に入られました。その後数年のロール捺染の修行を経て27歳で社長になられています。すぐに社長になることもできたけれども「熟練の職人たちと会話をするのに技術や機械のことを知らない人間の言うことを聞けないでしょ」と考え、まずは現場を知ることから始めたそうです。
社長になり、周りを見渡すとロール捺染で染色を行う工場がもう数件しかありませんでした。「このままでは世の中からロール捺染の技術が完全になくなってしまう!」と思い、改めてロール捺染の可能性を追求し始めました。

ロール捺染では下の画像のようなロール状の版で染色していきます。指でさしていただいているような文字の部分など、染色が必要な箇所は少しだけ彫られています。

染料を版に付け、裏側の隠れた部分にある刃で不要な染料を削ぎ落とし、ロールが生地に押し付けられて、生地に版が捺される。下の段が隠れていますがこの機械では上・中・下3段の構造で一度に3パターンを染色できます。

言葉で流れだけを説明するとそれほど複雑ではないように思えますが、実は全ての工程が熟練の職人技の上に成り立っています。経験・ノウハウ・勘、全てが揃わなければ不良品ばかりが出来上がってしまう、その上不良が出る場合は数十メートル〜数百メートル単位、職人の仕事一つ一つがかっこよく見えてきました。

ここで少し顔料と染料についてのご紹介、手ぬぐい製造における違いを中心に。顔料を使用するのは主にスクリーン捺染、顔料は水に溶けない性質なので生地の表面に載せる。対して寺田さんのロール捺染で使用するのは主に染料。水に溶ける性質なので、生地に染み込み色づきます。
イメージ的には捺染の中でも、顔料を使用するものがプリントで、染料を使用するものは染色といった感じですね。だから単純に捺染はプリントというわけではないのですね。
また顔料は表面を覆ってしまうので生地の風合いはなくなってしまい少しパリパリした感触に、染料であれば染み込んで色がつくので生地の柔らかな風合いも残ります。和晒しという伝統技法で晒された生地を使う堺の手ぬぐい作り、肌に触れる前提の手ぬぐい、和晒しの柔らかな風合いも残したいと寺田さんも考え染料を使います。

さて、寺田さんのロール捺染の可能性探しの話に戻ります。見ていただいたようにロール捺染ではロール部分を生地に押し付けて染料を染み込ませます。染料を使用するので、この押し具合によって染み込み具合を調整できる。これはロール捺染だけの特徴、使える!と寺田さんは考えました。


発展するロール捺染

ロール捺染での新しい取り組み、今まで業界内でもなかったそうです。今ではロール捺染を行う工場が少なくなって、そもそもそういった取り組みをする会社が他にないということのなのですが、最も大きい理由はロール捺染はこういうものという「決めつけ」にあったのだと思います。
でも寺田さんは深く掘った、長年そういうものとしてあったロール捺染にももっとできることがあるんじゃないかと。あきらめずに、決めつけずに、考え続けた。ロール捺染が世の中から消えてしまうのではないかという怖さに追われながら。
そうしてまず最初にできたものは、捺染の常識を覆す両面が同じ模様の手ぬぐいでした。注染の最も大きな特徴である裏表がないという部分をロール捺染で実現して見せました。
工夫したのはロールの押し込み具合。しっかり押し込むことで裏面まで均一に染料を染み込ませることに成功しました。染み込み具合を調整する、といっても簡単にできるものではありません。

機械の両サイドについているハンドルを職人の経験を頼りに微調整してロール版の生地の押し具合を整えます。社長に就任してから構想を経てここに至るまで数年を要しています。前例がないことをするということはそれだけ失敗もするし、時間もかかることなんです。


うちでしかできないこと

面裏がないロール捺染。確かに技術としては新しく面白いもの。でも他の技法でできることをしても、ロール捺染が生き残ることにはならない。ロール捺染で生き残れる強さを作らないと。
そこでロールの押し具合に一層繊細な調整が必要なものづくりに職人とともに取り組みます。それは表と裏、両面で色が違うデザインの手ぬぐいです。

以前から寺田さんの頭の中では構想があったそうです、でもそれを実現するのが大変。どうすれば頭の中にあることを実現できるのか、ここで職人として修行した経験が生きました。それでも試行錯誤の連続で安定して生産できるようになり製品化に至るまで約3年の期間を要したそうです。コツコツと目標に向かって繰り返し良くしていく、その先にゴールがあるかわからない中で繰り返しができる、寺田さんも職人なんだなとそんなことから感じました。

両面を異なる色で表現するために通常1回で染め終わるものを、なんと3回も染めの工程を行うそうです。ここで難しいのが裏表で全く同じ場所にロールの模様を当てること。ズレてしまっては全てが台無し。どのように実現しているか詳しくはわかりませんが、これも熟練の職人だからできることだそうです。

こちらは2回目の染色工程
染めの工程を終えて、次に蒸しの工程を行います。他の染色技法や、他のメーカーではほぼこの蒸しの工程は行われることはないそうです。でも実はとても重要で染料が蒸すことによりしっかりと定着して色落ちしにくくなるのだそう。
注染の手ぬぐいなど、染料を使った手ぬぐいは一般的には最初の数回の洗濯は色落ちしやすく他のものと別に洗う必要がありますが、寺田さんの手ぬぐいにはその必要はありません。使い手のため手間をかけて喜ばれるものに。
もう一点、両面で色が異なるデザインを実現するのに難しいポイントは一定の発色の実現でした。というのも見えている片面の色は裏側の色にも影響を受けてその色になっています。しかも、ロール捺染の機械で染色した段階と蒸しの工程後の発色は全く異なるそうです。つまり、やってみないとわからない。

染料調合の様子
これはもう繰り返し、今までの経験とノウハウを生かしながらの繰り返し。時間をかけて染料の調合に答えを出しました。常に一定の発色を実現するためには下の画像のようなバケツに入れた染料の量に対して調合が0.2gの誤差も許されない。コンマ以下の戦いだったそうです。

そしてたどり着いたひとつのゴールがhirali(ひらり)/Oo(ワォ)のふたつのブランドです。竹野染工でしかできない、ロール捺染でしかできない、ものづくりがここに誕生したのです。

hirali(ひらり)

Oo(ワォ)


だから、伝えたい

最初にもお伝えしましたが、このものづくりで寺田さんが伝えたいことは「ロール捺染」。捺染という名前からプリントが想像されて簡単に機械的に作られているものだと思われがちです。でも、ここでお伝えしたように熟練の職人が工夫と時間をかけて初めて作れるものなんです。
ということは職人がいなくなれば作れない。職人がいないということは世の中からロール捺染の商品が消えてしまうということなんです。
なぜ寺田さんがロール捺染の面白さと奥深さを伝えたいかというと、知ってもらうことでニーズを作り機械を動かすということもありますが、同時に後継者不足の問題を解決したいという想いもあります。
現在、竹野染工さんで働く職人さんの平均年齢は約60歳。10年、20年後を想像した時にロール捺染が存在しているかはここにかかっているといっても過言ではありません。
新たな独自技術が生み出したhirali(ひらり)/Oo(ワォ)ふたつのブランド、寺田さんの想いや、技術に惚れて協力しているプロデューサーやデザイナーの方々の力を伴って商品自体がしっかりと現代の生活スタイルに合致した魅力溢れる商品になっています。2017年2月発表後、すでに評判は国内外に広がりつつあります。
商品、ブランドを介して、ロール捺染の技術を知り、ロール捺染職人を志す人が今後増えて欲しい。ロール捺染の未来はhirali(ひらり)/Oo(ワォ)そして寺田さん達にかかっています。私たちはこうして伝えることで少しでもその役に立てればこれ以上のことはありません。
もしここを見て少しでも興味を持った方がいればご紹介しますのでご連絡ください。


ロール捺染職人の醍醐味


染料を捺された直後にドラム状の乾燥機に順番に巻きつきながら乾かされていきます。内側に火がついているんですが、この火加減も染色内容などによるため職人技。


余分な染料を削ぎ落とす刃は職人が作ります。すごく力が必要で、刃の作り具合は染色具合にとても影響を与えるそうです。


刃がない状態。


刃がつけられたあとの状態。


余分な染料を削ぎ落とす刃の動きを制御する部分。


染料の調合場所。コンマ以下で微調整が必要。


全てのレバー、数センチの差が仕上がりを左右します。


四隅の丸いハンドルはロール版の押し具合を調整します。どこまで染料を染み込ませるかとても重要。


ハンドルを微調整する様子。


染色直後の様子。この後蒸す段階で色が変化します。


ロール版の収納棚。重いので設置が大変だそうです。


職人の手。指先、手の感覚で仕上がりを左右します。

取材を行わせていただいた私自身「捺染」の認識を改められた大変有り難い機会をいただきました。ロール捺染・注染・スクリーン捺染、それぞれの技法には特徴があり、それを生かすものづくりがある。仕上がった手ぬぐいも一見似ているようで実は全く異なる。
ものづくりの奥深さを改めて考えさせられる竹野染工さんでした。貴重なお時間をいただき取材にご協力いただき誠に有難うございました!








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