ブランド紹介

SiNG


SiNG ブランド紹介

生活の部品、のような製品を福岡県久留米市に工場を構え、長年に渡り工業用部品(合成ゴム製)の生産を行ってきました。
「もっとゴムの魅力を多くの人に知って頂きたい」という想いが芽生え、2011年シリコーンゴム専門工場を立ち上げ、シリコーンの生活用品ブランド「SiNG」が誕生しました。
工業用ゴムらしい、飾り気のないカラーリングとマットなテクスチャーが合わさることで、今までのシリコーン雑貨以上にオフィスや暮らしの中の幅広いシーンに取り入れやすい質感になりました。





SiNG取材記



キッチングッズから日用品まで幅広く使われ、今や私たちの生活に欠かせない存在となったシリコーンゴム。しかし、シリコーンゴムが何からできていて、どういう特性があるのか、意外と知らない人も多いのではないでしょうか?
今回は、福岡県久留米市でシリコーンゴム専門の会社を経営する「SiNG」さんにお邪魔して、その魅力についてお伺いしてきました。案内してくれたのは、スタッフの内山さんです。
SiNG 取材記
SiNG 取材記



■暮らしに馴染む、シリコーン雑貨
SiNGでは、シリコーンゴムを使ったオリジナルブランド「FACTORY」シリーズを展開しています。
SiNG 取材記
よくあるシリコーンゴム製品とは一線を画す、スタイリッシュな存在感。
SiNG 取材記
すっきりとしたオシャレなデザインなのに、シリコーンの特性がちゃんと生かされているので、毎日の暮らしに取り入れやすいのが魅力です。
SiNG 取材記
今回この「FACTORY」シリーズの取材記を通して、シリコーンゴムという素材のおもしろさをみなさんにお届けできればと思います。


■ゴムの街・久留米で誕生した「SiNG」
久留米市は、もともとゴム産業が盛んな街。SiNGの代表である中野さんも、工業ゴム製品の製造に長年携わってきたそうです。
転機は10年前。ゴムとは違う、シリコーンゴムならではの特性におもしろさを感じた中野さんは、シリコーンゴムを専門で扱う会社を作ろうとSiNGを立ち上げました。
現在は、工場とショールームを兼ねたカフェを大宰府で展開しています。
SiNG 取材記



■ゴムとシリコーンゴムって、なにが違うの?
ゴムとシリコーンゴムの両方を手掛ける会社は多いそうですが、シリコーンゴムを専門で扱う会社は珍しいのだとか。中野さんをここまで引きつけたシリコーンゴムって、そもそもどういうものなんでしょうか。
「ゴムとシリコーンゴムって、名前に同じ"ゴム"が付くんでよく誤解されるんですけど、もともとの素材はまったく違うんですよ」と内山さん。
天然ゴム以外の一般的なゴムの多くは「石油」からできており、独特の臭いがあります。
一方のシリコーンゴムは、ケイ素を含んだ鉱物・・・簡単に言うと「石」からできており、無味無臭なんです。
SiNG 取材記
「シリコーンは自然界に当たり前にあるものでできているので、人体に対してのアレルギーはほぼありません。『臭いがあるんじゃないか』『体に影響があるんじゃないか』と思う方もいらっしゃいますが、実際は違うんですよ」
この話を聞いて、私自身、とてもびっくりしました。
ゴムはなんとなく想像がついていましたが、シリコーンゴムがまさか鉱物からできているとは!
この時、実際にシリコーンゴムのマグカップに淹れてもらったコーヒーをいただきましたが、確かに、コーヒー以外の臭いはまったくしません。なんの違和感もなく、おいしく飲むことができました。
SiNG 取材記



■FACTORYシリーズができるまで
では、SiNGの自社ブランドであるFACTORYシリーズは、どういう経緯で生まれたのでしょうか。
「SiNGの会社自体は、他社からの依頼を受けて、シリコーンゴムを使った部品や商品を作ったりするのがメインの業務でした。そのうち、シリコーンゴムのおもしろさを、もっと広く一般の方に知ってもらいたいと考えるようになったんです。そこで、外部のデザイナーさんと協力して、6~7年前にFACTORYシリーズを立ち上げました」
SiNG 取材記
目指したのは、シリコーン素材の特性を生かしたモノづくり。
ほかの素材ではできない形、できないデザインを追求し、試行錯誤しながら商品を作り上げました。


■深みのある色にこだわって
FACTORYシリーズをひと目見て真っ先に心引かれるのが、独特の色使いです。
「色には、かなりこだわりを持っています。ただの赤、ただの黄色じゃなくて、もっと深みを持たせるために顔料を5色以上調合しています。100gに対して0.0何グラムという単位で調合することもありますね」
SiNG 取材記
一言で「何色」と表現できない、繊細な色使い。
その想いは「かき」「こいねず」「きり」「なのはな」「まつ」という、カラー名にも表れています。古き良き日本の趣を感じさせる名前が、商品の雰囲気にぴったりですね。
今は、1つのアイテムに2つ以上の色を混ぜ合わせたマーブルカラーをいろいろと試作中だそう。
「同じ形のマグカップでも、マーブルカラーなら世界にひとつしかない柄に仕上がるのでおもしろいですよ」
今後、どのような商品に発展していくのか楽しみですね。
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■あえてマットなテクスチャーに
色の次に気になるのが、その質感です。
「シリコーンゴムって通常はツヤがあるんですけど、FACTORYシリーズは表面をマット加工しています。いわゆるシリコーンゴムっぽくない質感なので、お客様の中には、触ったときにびっくりされる方もいらっしゃいますね。陶器と間違われるみたいで」
SiNG 取材記
確かに、陶器と一緒に並べられても、引けを取らない仕上がりです。
この色とこの質感の掛け合わせこそが、FACTORYシリーズの個性を作り出しているんですね。


■生活に寄り添うラインナップ
FACTORYシリーズでは、様々なアイテムを展開しています。なかでも、おすすめの商品とそのポイントをお伺いしました。

◯キーリング
いま、最も人気を集めているのがキーリング。こちらはシリコーンゴムのやわらさを利用した商品です。熟練した職人さんの技術により、シリコーンゴムの中に金具を仕込んでいます。
SiNG 取材記
切り込み部分だけやわらかくしてあるので内側に倒れやすく、鍵のつけ外しが簡単に行えます。また、切り口を斜めにカットしているので、外側には開かない作りです。
種類は、大きめの円と正円の2つ。
大きめの円は、指を引っ掛けてサッと持ち出しやすいのが魅力。正円は切り込み部分の可動域が少なくて安定感があるので、バッグに引っ掛けて使うのもおすすめです。

◯コースター、ペンシート、トレー、ボウル
シリコーンゴムはクッション性があるので、割れやすいものを置くのにも最適です。また、水にも強く、すべりにくくて、劣化もしにくい。その特性を生かして作られたのが、コースター、ペンシート、トレー、ボウルです。
SiNG 取材記
玄関で鍵を置く。ベッドサイドでメガネを置く。料理を置いてお皿として使う。
アイデア次第で使い方はいろいろ。
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◯ライト
シリコーンゴムを使ったライトは、万が一頭をぶつけても痛くないので、お子様がいるお家でも安心して使用できます。
また、シリコーンゴムは熱の伝導率が鈍いので、ライト自体が熱くならないのだそう。間接照明のように、床に転がして使用しても大丈夫。
SiNG 取材記
普通のライトもシリコーン素材に変わるだけで、使い方の幅がぐっと広がります。

◯カップ、マグカップ
こちらも、熱の伝導率の鈍さを利用した、カップとマグカップ。熱い飲み物を入れても、すぐに持つことができます。
口当たりがやさしく、滑りにくいので、キャンプなどの屋外で使ったり、子ども用に使ったりするのもおすすめです。
SiNG 取材記
大宰府にあるSiNGのカフェでは、シリコーンのカップでプリンを作って、カップごと販売しています。
「シリコーンの魅力を知ってもらうために、赤字覚悟でやっています(笑)。みなさん、カップを持って帰って、繰り返し使ってくださっているようで、嬉しいですね」
SiNG 取材記
口であれこれ説明するだけではなく、実際に使って、生活に取り入れることで、たくさんの人にシリコーンゴムの魅力を感じてもらう。
カフェメニューを自然に使った、SiNGならではのアプローチが素晴らしいですね。
もちろん、プリンも、とってもおいしいです(笑)!


■シリコーンゴム商品の制作現場
ここからは、FACTORYシリーズが生まれる現場を見学させていただきます。
まずは、SiNGの作業場にお邪魔しました。
SiNG 取材記
この機械はロールといい、生のシリコーンゴムを練って仕込みを行うものです。機械をまわしている途中に顔料を入れて、色を付けていきます。
SiNG 取材記
ちなみに、これが何も色を付けていない状態の生のシリコーンです。切れ端を少し触らせていただきました。見た目はナタデココのようですが、感触はもっと柔らかくて、粘土みたいな不思議な素材ですね。v
SiNG 取材記
こちらが顔料。これを入れることで、先ほどの生のシリコーンに色が付きます。
SiNG 取材記
色付けしたシリコーンゴムを薄く伸ばして裁断機にかけてから、計量していきます。計量も、0.0何グラムの世界で行っているそうです。
SiNG 取材記
これが、色付け、裁断、計量が終わった状態のシリコーン。
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この後、プレス機を使って成形していくのですが、ここからは、関連会社の「大友ゴム工業」さんの工場のほうへ移動します。
SiNG 取材記
こちらがプレス機です。金型にさきほどの仕込みをしたシリコーンゴムを入れて、上下で蓋をして、熱と圧でプレスしていきます。
SiNG 取材記
SiNG 取材記
しばらくすると、成形されたものがあがってきます。商品ごとに焼きあがる時間は違うそうです。テストを何回か行い、どんどん時間を修正しながらベストなタイミングを追求していきます。まさにここが職人技ですね。
SiNG 取材記
SiNG 取材記
熱を使う機械に囲まれているため、現場はどうしても暑くなります。そのなかで、重い金型を運んだり、たくさんの機械をひとりで動かしたりする職人さんは、ほんとうにすごいです。


■これからも試行錯誤を重ねて
FACTORYシリーズの商品は、まだまだ開発中のものがたくさんあります。店頭に置いてある、このスツールもそのひとつ。
「シリコーンゴムって、硬度を変えることができるんですよ。なので、座面はやわらかく、下は硬くしています。ただこれ課題がひとつあって・・・中に芯があるうえにシリコンに厚みを持たせているので、すごく重いんです(笑)」
SiNG 取材記
「軽くする方法はいろいろあるので、これからもっと開発研究していきたいなと思っています」
生き生きと話す内山さんからは、熱いチャレンジ精神が伝わってきました。
たくさんの特性があるシリコーンゴム自体が”おもしろい”からこそ、その商品作りもきっと”おもしろい”のでしょうね。
お忙しいところ取材にご協力いただき、ありがとうございました。


■おまけ
シリコーンゴムは一度成形してしまうと溶かせないため、再利用しにくい素材だそうです。
「商品を作っていると、どうしてもB品が出てしまうんですね。それを、どうにか再利用したいと思ったんです。くり返しずっと使える商品を提案しているのに、破棄をしてしまうのがすごくもったいなく感じて・・・」
そこで思いついたのが、植木鉢として再利用する方法。
SiNG 取材記
シリコーンゴムは水を通さないけれど空気を通す性質があるので、素焼き感覚で、底に穴をあけて植物を植えてみたそうです。
B品の活用方法もSiNGらしくて、素敵なアイデアですね。










Sing 取材記

SiNGの商品一覧



SiNG トレーコースター

トレーコースター  




SiNG ペンシート

ペンシート




SiNG シームレスキーリング

シームレスキーリング




SiNG タビーライト

タビーライト




SiNG タビーカップ

タビーカップ




SiNG タビーマグカップ

タビーマグカップ




SiNG タビートレー

タビートレー




SiNG タビーボウル

タビーボウル






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