ブランド紹介

KUTANI SEAL



KUTANI SEAL 上出長右衛エ門窯


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加賀百万石を代表する高級食器、九谷焼を「もっと皆さんの身近に」という思いから生まれた九谷焼の転写ブランドです。九谷の和絵具を印刷した転写シールを器に貼って焼き付け製作します。かわいらしくておめでたい絵柄が特徴のクタニシールは、360年の九谷焼の伝統と遊び心で普段の生活を少しだけ賑やかに、そして楽しくします。   



 九谷焼の本質 

クタニシールを手がけるのは九谷焼で有名な石川県の合同会社上出瓷藝。
九谷焼と聞くと、伝統工芸の焼物で、青・緑・黄のようにあざやかな模様や柄が入っているものを思い浮かべます。その通りで九谷の五彩(青・黄・紺・紫・赤)と呼ばれる色絵を特徴とする磁器、それが九谷焼です。
KUTANI SEAL
参照:九谷焼協同組合
その模様は九谷焼では手書きで絵付けされており、そのため全てが一点もの。手書きの絵付けに職人技が生きます。九谷焼の本質というのはこのあざやかな模様を手書きで繊細に絵付けする点にあるとも言えます。


クタニシールの考え方

クタニシールのコンセプトは“九谷焼を「もっと皆さんの身近に」”
今までの九谷焼であれば手書きの絵付け、どうしても価格的に身近なものになりずらい。もちろん伝統工芸として今後も九谷焼の技術や技法は継承していく必要はある。でも、使う人がいなければ継承も難しくなる。実際に窯元や生産量は昔に比べると減少している。そこでクタニシールは考え方を変えてしまいました。
九谷焼は本来、職人が筆で絵を描くものです。でもクタニシールの場合は手書きの絵付けではなく転写という技法を使います。ここで言う転写とは、あらかじめ印刷された文様をシールのように器に貼付け、製品を量産する技術のことです。
転写であれば低コストで職人による絵付けを再現することが出来ますが、逆に転写にしか出来ない表現の可能性もあります。それを使って遊んでみようと考えたのがクタニシールなのです。転写技術を武器として様々革新的なデザインを生み出しています。
KUTANI SEAL 上出長右衛エ門窯
でもこの転写の技法で模様付けをするのは最近に始まった事ではなく、以前から九谷焼では行われていました。転写が新しいことではなく、九谷焼で転写を武器として考えたのがクタニシールが初めてだということです。
だからブランド名に「シール」と入れてしまって転写の可能性と面白さを日々追求しています。


九谷焼を人々の身近に

最近では、伝統のある焼物も少しづつではありますが身近なテーブルウェアなどで使われる事が増えてきました。しかし、まだまだ量産系のテーブルウェアが多いです。
このような量産系のテーブルウェアが流通する以前家庭の食卓の多くは日本の焼物で彩られていました。焼物が醸し出す風合いはやはり量産の品と全く違うものがあり現代の食卓は少し無機質な感じがします。
ただでさえ量産系のテーブルウェアが主流の現代なかなか身近なテーブルウェアで九谷焼が使われることはありません。
イメージなのでしょうか。伝統工芸九谷焼。近づき難い感覚があるようです。焼物をそして九谷焼をもっと身近に感じてもらうためクタニシールブランドは生まれたのです。


ポップなデザイン

クタニシールのデザインの特徴はポップでちょっとふざけた面白いけれどどこか惹かれてしまうデザイン。そのデザインには、いままでの九谷焼には見られなかった要素を多く含んでいます。
KUTANI SEAL 上出長右衛エ門窯
クタニシールでは転写に現在的なポップなデザインをのせて、テーブルで使っているイメージが湧きやすい商品として届けています。
一見相反するように思える、転写と絵付け。でもこれは九谷焼の活性化へのきっかけのように思えるのは私だけではないと思います。新しい風、新しい考え方、新しい商品がものづくりに転機をもたらすことは多々あります。
クタニシールの転写の形で届いたからこそ、手書きの価値を知る人もいるのではないでしょうか。クタニシールの転写の商品で九谷焼が身近になる人もいるのではないでしょうか。
クタニシールの今までとは違う発想と、今までに無いデザイン。これらがこれからの九谷焼を新たなステージに導いていくのだと思います。





クタニシールの商品一覧



クタニシールキット

クタニシールキット




KUTANI SEAL 小鳥の箸置き

小鳥の箸置き




クタニシール 菊小鉢

菊小鉢






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