風呂敷の包み方
お使い包みのやり方|菓子折り・お弁当箱を包む風呂敷の基本

最も一般的な包み方で、菓子折りや弁当箱など四角い物を包む時に使われる「お使い包み」です。とても簡単ですので、ぜひお試しください。
また番外編として、いろいろな包み結びにたびたび出てくる「かた結び」も紹介します。「かた結び」はふろしき包みを美しく機能的に仕上げるためには必須です。ぜひ覚えておいてください。
お使い包みに向いているもの
菓子折り、お弁当箱、本や書類の束など、四角い箱形のものに向いています。手土産を持って伺うときや、お弁当を持ち歩くときの定番の包み方です。
お使い包みの包み方

- ふろしきの中央に品物を置き、上の図のように包み込む。
- 残った二辺をかた結びする時に内側に引き込みながら結ぶ。
注/品物の最長辺の三倍の対角線を持つふろしきが、バランス良く包むのに適切な寸法です。
かた結び(真結び)の結び方
- aをbをからませて一度結びます。
- もう一度同じようにからませて結びますが、一回目とは重なりを逆にします。
同じ重なり方で結ぶと、ほどけやすくなる上に縁起が悪いとされる「たて結び」になりますのでご注意ください。
上手に包むコツ
- 手前の角を品物にかぶせ、続けて奥の角をかぶせてから、左右の角を結ぶと形が崩れにくくなります。
- 左右の角を結ぶときは、品物の側面のたるみを内側に引き込みながら結ぶと、角がきれいに出ます。
- 結び目が縦になったら「たて結び」です。2回目の重なりを逆にして結び直しましょう。
- 品物に対して風呂敷が小さいと結ぶ部分が足りなくなります。品物の最長辺の約3倍の対角線があるサイズが目安です。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
箱包みのやり方|プレゼントの箱を華やかに飾る風呂敷の包み方

プレゼントの包装用紙の代わりに風呂敷なんていかがでしょう。わくわくしながら開いた包み布も捨てずにあとで使っていただけます。
相手に合わせて選んだ素材と図柄や色彩の良さは使うたびにあなたを思い出していただけることでしょう。
箱包みに向いているもの
誕生日や記念日のプレゼントなど、箱に入った贈り物を華やかに見せたいときに向いています。包装紙の代わりに使えば、受け取った方があとで風呂敷として使えます。
箱包みの包み方

- 箱を中央に置く。
- aとcの先を持ち、次にdを持ち上げる。
- 布がたるまないように箱に沿わせて中心に集める。
- acdをねじる。
- bをacdに巻きつける。
- bの端をしっかりはさみこむ。
- 形よくacdを立てる。
上手に包むコツ
- 布を中心に集めるときは、箱の角に沿わせて引き上げると、たるみのないきれいな形になります。
- acdは強くねじりすぎず、ふんわり残すと花のような飾りになります。
- bの端は奥までしっかりはさみこむと、持ち運んでもほどけにくくなります。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
ふくさ結びのやり方|結び目を作らない、贈答向けの風呂敷の包み方

ふくさ(袱紗)とは、やわらかくふっくらしたという形容詞から生まれたといわれています。
贈答儀礼にふくさが使われるようになったのは平安中期。贈答品にかけて、ほこりをよけて持参する風習が、公家社会ではじまりました。
江戸中期になると生活全般が贅沢を制限されるようになり、ふくさも禁止令の対象とされたようです。
このようなことから現在も東京を中心とした東日本ではふくさの使用が少ないといわれます。
ふくさ結びに向いているもの
結婚祝いやお礼など、改まった贈り物をお渡しするときに向いています。結び目を作らないので、品物の形に沿ってすっきり包めます。
ふくさ結びの包み方

結び目がないので、形に添ってしっかり包み込みます。
弔事以外で先様に差し出すときは、右開きになるようにします。
- 箱は中央におく。
- 左手側のaをかける。
- b側の角を包む。
- dも包む。
- cをかぶせる。弔事は合わせが逆になる。
上手に包むコツ
- お祝いなどでお渡しするときは右開きに、お悔やみ(弔事)のときは合わせる順番を逆にします。
- 結び目で留めないぶん、角を1つかけるごとに布を品物にぴったり沿わせると、持ち運んでもくずれにくくなります。
- 角が箱の反対側まで届く大きさの風呂敷を選ぶと、きれいに重なります。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
花ギフト包みのやり方|花のような結び目でプレゼントを華やかに包む風呂敷の包み方

風呂敷というと唐草模様や、名入りの縞(しま)柄を思い出される方も少なくはない。今はさまざまの絵や、きれいな色彩のものが多い。贈る人、季節、品物によって自由に素材や大きさを選ぶこともできます。
花ギフト包みに向いているもの
箱入りのお菓子や小物など、プレゼントを華やかに見せたいときに向いています。上に花のような結び目ができるので、季節の贈り物やちょっとしたお礼にもおすすめです。
花ギフト包みの包み方

- 真ん中に品物を置きます。
- くるみます。
- 左右のすみをひっかけます。
- 右上のすみをくるりとまわし、結び目の下に通しまわす。
- 目立たないように、すみとすみを結びます。
上手に包むコツ
- 季節や贈る相手に合わせて柄や色を選ぶと、結び目の花がより引き立ちます。
- すみをひっかけたあと、布を品物に沿わせてたるみをなくしておくと、花の形がくずれにくくなります。
- 最後に結ぶすみとすみは、結び目の下に隠れるように小さく結ぶと、花の部分だけがきれいに見えます。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
和風リボン包みのやり方|贈り物にリボンのような結び目をつける風呂敷の包み方

最初は、なかなかリボンがうまくおさまらないと思いますが、布地や箱の大きさを変えて何回かやっていくうちに自分なりのやり方が見つかるはず。小さなメモ帳などを包んでみるのも面白いと思います。
和風リボン包みに向いているもの
平たい箱やメモ帳など、小さめの贈り物に向いています。上にリボンのような結び目ができるので、ちょっとしたプレゼントをかわいらしく見せたいときにおすすめです。
和風リボン包みの包み方

- d、cの真ん中に箱の右角がくるように置く。
- 箱を左へ反転させる。
- a、bの順に箱にかけ、余分はそれぞれ折り込む。
- そのまま右へ反転させて、最初の箱の位置に戻す。
- cとdを持ち、形を整えながら真結びする。
上手に包むコツ
- 箱を反転させるときは、かけた布がずれないよう手で軽く押さえながら回します。
- a・bの余った部分は、箱の側面に沿わせて内側へ折り込むと、角がすっきり見えます。
- 最後の真結びは両端の長さをそろえてから形を整えると、リボンの形がきれいに決まります。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
隠し包みのやり方|結び目を見せない、改まった贈り物向けの風呂敷の包み方

一般的に風呂敷を結ばないで包むのを礼儀正しい上品な包み方とされています。訪問者の手土産や改まった進物などに適した包み方といえるでしょう。上にかぶせた部分にきれいな模様がくるように包むことが、コツです。
隠し包みに向いているもの
訪問先への手土産や、改まった贈り物(進物)に向いています。結び目を表に見せないので、目上の方へお渡しするときにも失礼のない、上品な包み方です。
隠し包みの包み方

- aとbで真結びにする。
- cを、真結びした下からくぐらせる。
- dを真結びの上にかぶせる。
上手に包むコツ
- 最後に上にかぶせる角(d)に風呂敷のいちばんきれいな柄がくるように、置く向きを決めてから包み始めます。
- 真結びは品物の中央で小さくまとめると、かぶせたときに結び目が目立たず、平らに仕上がります。
- cをくぐらせるときに布を軽く引いてたるみをなくしておくと、かぶせた角がずれにくくなります。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
ビン包みのやり方|一升瓶やお酒を粋に持ち運べる風呂敷の包み方

時代劇を見ていたら、一升瓶をさげている武士の姿があった。とても粋でかっこよかった。
お酒の差し入れをする機会があったらこの包み方をされてはいかがでしょうか。この包みにすると遊び心もあって、その上、中身までちょっと高価そうに見えませんか・・・?
ビン包みに向いているもの
一升瓶や日本酒、焼酎のビンなど、背の高いビンを1本持ち運ぶときに向いています。持ち手も作れるので、お酒の差し入れや手土産におすすめです。
ビン包みの包み方

- aとbを持ち、先端を瓶の口の上で真結びにする。
- cとdを持ち、
- 交差させて、
- 正面で結ぶ。
- 持ち手を作りたい場合は、aとbを結んだ部分をさらに真結びにする。
上手に包むコツ
- aとbの真結びはビンの口の真上で作ると、ビンがまっすぐ立ち、持ったときに傾きにくくなります。
- cとdを交差させるときは、ビンの胴に布をぴったり沿わせると、持ち運ぶ途中でずれにくくなります。
- 一升瓶には90cm前後の大きめの風呂敷が使いやすいサイズです。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
シャンパン包みのやり方|ワインやシャンパンをギフト風に包む風呂敷の包み方

年末年始の贈り物にいかがでしょうか。ワインやシャンパンなどの瓶がきれいに変身。
ギフトラッピングに。また、空き瓶に包んだときは、ドライフラワーを生けても素敵です。季節によって、風呂敷の色や柄を変えて楽しんでください。
シャンパン包みに向いているもの
ワインやシャンパンなどのビンを贈り物にするときに向いています。ひだを寄せて包むので、ビンがドレスをまとったような華やかな見た目になります。
シャンパン包みの包み方

- ふろしきの真ん中に瓶を置き、瓶の高さに合わせて、aとbとを折ります。
- aを持ち、ひだを作ります。bも同じようにひだを作ります。
- cとdを交差します。
- 前へまわして真結びしてできあがります。
上手に包むコツ
- aとbはビンの高さに合わせて折ると、上下のバランスがよくなります。
- ひだは細かく均等に寄せると、きれいなドレープになります。
- 真結びはビンの正面で小さめに結ぶと、すっきり見えます。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
ビン2本包みのやり方|ワイン2本をひとつの風呂敷で包む方法

ワインやシャンパンのびんが、きれいに変身。ギフトラッピングにも最適。インテリアとして、出窓やテーブルなどにもそっと置いてみたらいかがですか?
ビン2本包みに向いているもの
ワインやシャンパンを2本まとめて贈るときや、持ち運ぶときに向いています。2本のビンが並んで立つので、そのままテーブルや出窓に飾ることもできます。
ビン2本包みの包み方

- ボトルの底二本分の空間をあけておく。
- aを重ねる。
- ボトルの胴の部分を持ち、回転させる。
- cの端を内側へ折り込む。
- ボトルを立ち上がらせる。
- bとdを結んで、出来上がり。
包んでから、ボトルの底の部分が安定するように、整えておきます。
上手に包むコツ
- 最初にボトルの底2本分の間をきちんとあけておくと、仕上げにボトルがまっすぐ立ちます。
- ボトルを回転させるときは、布がゆるまないように胴をしっかり持って巻き込みます。
- 2本を包むので、90〜105cmくらいの大きめの風呂敷を選ぶと結びやすくなります。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。
ほかの包み方
巻き結びのやり方|ビンや細長いものを簡単に包む風呂敷の結び方

簡単でしっかり包めるので、ぜひ男性にも使っていただきたい結び方です。もともとふろしきは日常生活に密着して伝えられてきたものですが工夫すれば今の生活の中にもっともっと、取り入れられるのではないでしょうか。
巻き結びに向いているもの
ビンや筒形の容器、細長い箱、たたんだ運動着など、円筒形や細長いものに向いています。簡単でしっかり包めるので、男性にもおすすめです。
巻き結びの包み方

- 円筒形の物やビン、細長い箱、あるいは運動着などをふろしきに図のように巻き込んで、形を整えます。
- 両端を品物の中央で交差させて裏へ回し、しっかりと真結びにします。
大きい荷物も、小さな物も、ふろしきの大きささえ選べば包めます。
もしふろしきが少し小さいようでしたら、ひもを結び足してください。
上手に包むコツ
- 品物を巻き込むときは、すき間ができないよう布を引きながら巻くと、形がくずれません。
- 両端は品物の中央で交差させてから裏へ回すと、左右の長さがそろい、結びやすくなります。
- 包むものの長さより風呂敷の対角線が十分長いものを選ぶと、両端をしっかり結べます。
風呂敷のサイズ選びは「風呂敷のサイズの選び方」も参考にしてください。








